先日より僕が関わらせていただいている「
一般社団法人HEAD研究会」のTF15と呼ばれる部門の企画検討会議が先日、委員長の嶋田さんのらいおん建築事務所にて行われ参加してきました。現在TF15は、「フロンティアTF」という名前に改名されました。
フロンティア、そう、フロンティアタスクフォースです。何を持ってフロンティアかですが、これからの建築家像を模索して、建築や建築を取り巻く物事が社会に対して一体何ができるかを検討していきたいし、少なくともそういう議論が常に出来る場にしたいと思っています。
生産年齢人口が圧倒的に減り、その中でどんな社会を目指すのか。ものを作り続けること、それが成り立つ世界は既に終わり、そんな世界は既にビジネスモデルとして全く成り立っておらず、これからはそれら作り続けられたモノがこれからも使い続けるに値するものなのかどうなのかよくよく見極め、より良く活用していかなければなりません。それは世界中で起きている現象でそれが現状だと思います。とにかく作り手となる人も、それを運営していく若い年齢の人も、ごっそり減っているのですから、何か画期的なことをして人々を呼び寄せようとするのに、ばかでかい建物つくったり、やたらお金かかるイベントしたって、まったく回っていかないことは明白です。莫大な利益は上がらなくとも、それを循環させていける仕組みを作っていきたいし、作っていかなければいけません。
それと、日本国内、身の回りを見ることはもちろんですが、それに加えて今よりももっと常に日本の周囲に目を向け、特に日本の近隣諸国の動きに目を向けていけるようにしていかなければなりません。危機意識をもっと強く持ち、また同時にお互い聞く耳を持ち、お互い理解していかないと。それを、建築を取り巻く環境から考えていければ、その環境、そしてその相互関係にこそフロンティアが存在するのではないかと思います。
打合せでは目玉企画の立案と発信、それと特に若い建築人と社会とのマッチング、これを軸に進めていくことを確認するとともに、今企画を進めている連続シンポジウムの内容確認と、どう発信していくかの打合せをおこないました。また来週の打合せでも検討したいですね。HEAD研究会に興味を持っている人が実は多くいるというのも嬉しいお知らせでした。
内容は間違いなく誰もが興味を持っていることで、これからの建築を考えて行く上でとてもとても重要と思われることなのでこれは盛り上がるイベントになること請け合いですね。
お時間ご都合つく方は是非ご参加下さい。またご案内したいと思います。
一般社団法人HEAD研究会のサイトはこちらです。
http://www.head-sos.jp/contents_ja.html