隣のおじさんはすすり泣いていました。音楽の合間、花火の音の合間、人々の歓声の合間には、観覧席のところどころから涙の音の重なりが聞こえてきました。
狛江市にこんなに人がいるんだ、もしくは狛江に人が集まるんだ、というくらい多くの人の数。その多くの人と、時間と場所を共有することができました。
特に最後のグランド・フィナーレでは、見事に音楽と打ち上げる花火の音とリズムと、打ち上がって花咲くその瞬間の音とその後に開花される花火の輪、音、光が見事に計算されてリズム良く合っていて、正に花火に人が引き寄せられていきました。
花火大会の間に多摩川に掛かる鉄橋を渡る小田急線の通過車両は、その間だけはゆっくり通過するという粋な計らいも。
5年に1度、オリンピックよりも頻度が低い、そんな貴重な狛江市民花火大会。余計に人を花火に引き寄せ、一体感を感じさせるのかも知れません。多摩川河川敷というシチュエーションも良かったのかも知れません。偶然だけど、狛江市民になって良かったなあと。5年後の楽しみがまた一つ。
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