2024/12/31

驚き、悲しみ、喜び、様々なものごとが目まぐるしく。

毎年のこととなりますが、いろんなことが驚くべきスピードで起こり続けた一年でした。

建築設計の仕事も、縁がそのままどちらかに行ってしまったり、でもその一方で、長きに渡り熱心に取り組んできた住宅が完成したり、赤い椅子プロジェクトも、多くの人が話を聞きにきてくださって感謝感謝です。自分たちも自身の活動を見つめ直すきっかけとなりました。赤い椅子って、本当のところ、なにか?それを考える年となったことは間違いないです。来年はきっと赤い椅子は羽ばたいていくのでは、と思っています。

一時は立ち去ってしまったチャレンジは、また別の形に変わった大きなチャレンジとなって、目の前に立ちはだかり、挑戦のしがいに満たされています。

更にその前に大きく立ちはだかった、災害、事故、そしていつまで経っても止まない戦争。深い悲しみとなって、根本を揺さぶってきます。

建築って誰のためのなんなのか。空間は誰のため、なんのために必要なものなのか。同じ人として生まれ、あるいは、生命持った生き物として誕生したはずなのに、なぜにこうまで違ってきてしまうのか。必要な人にちゃんと届いているのだろうか。

そういう意味でも、大河ドラマの『光る君へ』はとても良かったと思っています。自分の手を使って、想いを込めて、一文字一文字綴っていく。読み手の想像を掻き立て、多くの人に読み伝えられていく。

建築や空間、家具はそういうものでなくてはならないと思います。来編は引き続き、そういうものへのチャレンジが続きます。

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