2011/12/24

震災後9ヶ月、初の年末、その地は今--1--荒れ果てた畑にキャベツができている、感動以外なにものでもありません。


春先にボランティアさせていただきました福島県いわき市に行ってきました。まず初めの感想として、すごくきれいになったなあ、というのが正直感じたところです。

いわき市勿来地区ボランティアセンター本部があった場所

その目の前の敷地--津波で畑は浸水していました

ここに至るのにはすごい時間掛かったと思うし、どれだけのどういう作業がおこなわれたかというのが、実体験、実感として良く分かつもりなので、もちろんある程度片付いてからは重機などで一気にやったにしても、これだけ綺麗になっている、しかも、畑にキャベツまで育っていたのを見たときには、自然と感動の気持ちが心の底から沸き上がってきました。


塩を含んだ海水をたっぷりと含みグチャグチャにぬかるみ、更に津波で流されてきたがれき、家の破片、ありとあらゆるもので埋め尽くされた畑を、その持ち主の方、全国から駆けつけた多くのボランティアの方々、そして今も作業している方々、それらのホント多くの数え切れない人達の力で、荒れ果てた畑にキャベツができている、感動以外なにものでもありません。

その畑は、いわき市勿来地区ボランティアセンターが設営されていた錦町という地名の場所の目の前にある敷地です。更に歩を進め、津波で流されてしまった錦町須賀を見ました。ここも、土砂で埋まった側溝を人力でスコップでかきとりました。その側溝に水がちょろちょろと水が流れていてこれもまたちょっとした感動でした。






地元の人の気持ちに立った時、もちろん残念ながらすぐに越してきて、また元通り住める場所ではないし、復興具合だってまだまだかと思います。でも諦めず一歩一歩しかありません。その一歩一歩の力強さを確かに感じ取ることができました。

そして錦町須賀を離れ、小名浜を通り、豊間に向かいました。(つづく)

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