「インド報告会、及び、椅子の報告会」をアトリエMOKの第2回企画イベントとして行いました。場所は吉祥寺iCafe。
ここ半年で、椅子を通じて様々な方々とお会いし、お話して、アドバイス頂いたり、ご協力を頂いたりしました。一歩ずつ進める私達にとって勇気づけられる毎日でした。
その方たちに、何らかの形で現在の進捗をご報告できる場を設けたいなと思っていたのと、代表の水城がインドの設計事務所で働くという、めったにない経験を積むとのことで、更には、メンバーの中川が寿司を握れるという、これまた誰にも真似できない特技を持っていることから、これらをミックスした企画を練ろうというのが発端でイベントの企画を行うこととなりました。
会場には13名ほどの外部の方にいらしていただき、会の途中では、その参加いただいた中で、成蹊大学経済学部教授の井出先生、VICの手塚社長からは、コメントもいただくことができました。
代表の水城のインドのケララ州での設計事務所の勤務状況を聞くにつれ、僕個人的には、14年前に初めてインドに行った時のことを思い出し、懐かしい気持ちにさせてくれました。そんな14年前の写真も持ち出し、水城のスライドに混ぜさせていただきました。
水城さんの綺麗な写真の発表とともに、煮込んだカレーが出来上がり、カレーを食すと同時に、VICの手塚社長から、第1回吉祥寺コミュニティデザイン大賞の時のお話、その総括として発刊した冊子、および、第2回吉祥寺コミュニティデザイン大賞の募集のお話、そのチラシのご披露、吉祥寺への展望をお話いただきました。「建築家は意外と粘り強いんだな」と私達のことを紹介下さったのは嬉しかったですね。
また、同時に握り始めた中川さんが握る寿司のその手さばきがあまりにもすごすぎて会場からも、「信じられない」という声も聞こえたほど、笑。すごいスピードで握り続けるお寿司は、どれも美味しく、カニまであったのにはびっくり。
その美味しい食事も終わりそうな頃、共同代表の小谷さんから、ここ半年のアトリエMOKの活動の状況を発表させていただきました。
会場にもいらしていただいた練馬西大泉で活動をされている円居の会その他周辺で活動をされている方々へのヒアリングしたこととか、同じく椅子を展開する活動をされている戸田市のまち研究工房さんへのヒアリングの件、そして、もちろん、昨年の第1回吉祥寺コミュニティデザイン大賞で大賞を受賞した時のコンペの内容、その案を元にして商店街の会議に参加しながら、椅子を広めていく活動をしている状況などを説明させていただきました。
椅子を基軸にしたコミュニティデザインといっても、やはりその根底にあるのは人と人との付き合いだとここ半年で更にその想いを強くしています。単に椅子を設置するといっても、そこには、管理の問題、椅子を保管しておく問題、交通上の問題、などクリアしなければならないことが多いことが、様々な方たちとのお話を通じてより鮮明になってきています。
今後は、赤い椅子が並んだ風景、というのを吉祥寺の1つのアイコンとなるべく活動をしていきたいと想いを新たにしました。それを実現させるために、吉祥寺でおこなわれる幾つかのイベントと絡めて進めていきたいと思っています。今年は南北自由通路が開通し、大型店舗が次々と躍進を遂げるであろう1つの転換の年になるのではないかと予想されています。それとはまた違う流れで、吉祥寺に触れ、吉祥寺を感じることができるそんな場を創出できたらなと思います。今年、いくつかのイベントで、赤い椅子が並ぶ風景ができるかと思います。ちょっとした予告ですが。乞うご期待です。
その共同代表の小谷からの話のあとには、成蹊大学経済学部教授の井出先生から、コメントをいただきまた。今年は吉祥寺はイベントごとも多く大いに盛り上がる一方、危機感を感じているとのコメントは印象に残ります。若者の吉祥寺に対する気持ちの変化を捉えてのコメントと思います。ハーモニカ横丁のような雑然としているけれど人との近い距離でのコミュニケーション発生の場だったり、そんないきいきとした付き合いができる小さな店舗が軒を連ねる吉祥寺の各通りにもっと学生や若者が積極的に出て行って活用して欲しいと先生は願っています。僕らもそうなるよう、また、今までそして今も元気に活動してきたお年寄りの方たちも、吉祥寺をもっともっと使っていけるようにしたいと思います。
会の最後の方では再度VICの手塚社長から、今度は吉祥寺セントラルパーク構想についてお話をいただきました。セントラルの捉え方がさすがとしかいいようがありません。
ご参加頂きましたサンケイリビングの石川さんのお誕生日サプライズがあったり、マイルドでお美味しいカレーがあったり、びっくりなお寿司があったりと、3時間があっという間のイベントで至らぬ点も多々ありましたが、このような会を催すことができて本当に良かったです。今後の活動にメンバー全員弾みが付きました。ご参加いただいた皆様、日頃支えてくださっている皆様には感謝感謝です。
次の1つの展開は、すぐ近くにあります。このブログ、また、フェイスブック、ツイッターなどなどを通じて予告、ご報告できればと思っています。乞うご期待下さい。
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