2015/03/30

収納家具「積木箱」設置完了。

この3ヶ月間進めてきました収納家具プロジェクトがついにお施主さんのお宅にて搬入取り付けが完了しました!

この収納棚には、「積木箱」という名前をつけてみました。

工務店のやまひろさんにお願いをして、大工さんで社長さんの梶原さん自ら組み立てをしていただき、同じく大工さんの諏訪間さんとお二人のコンビで取り付けていただきました。打ち合わせ時から、細かい作り方等の相談に乗って下さりありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。やまひろの作業場所をお借りして、僕が塗装をさせていただいたり、おかげさまで、ワクワクするとても楽しい毎日を過ごすことができました。

「積木箱」の具体的なコンセプトは以下の通りで、家族の思いが、毎日どのように積み重なっていくかに思いを寄せながら考えました。

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本や書類を整理する上で、シンプルで機能的なこと。プリンターを設置するということで、その周辺も整理できること。既成品のグッズも当てはめ可能で、ある程度の汎用性があること。家族の生活に合わせて、家具も自分たちの手によって組換可能、更新できること。木目が綺麗で、丈夫なことなどから、白樺合板を使用予定で木の感覚や木のぬくもりを感じることができること。そして見た目、飽きが来ない程度に遊び心が表されていること。

それら諸々をこの収納棚に、デザインとして落としこんでみました。

本やモノが収納されること、それは家族の生活が積み重なることの現れでもあります。一つ一つの木箱がつみきのように積み重なっているこの「積木箱」に、本やモノと同時に家族の成長も収納し、家族の想いを共有していく、そんな役割も担う家族のための収納棚です。
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またこのお施主さんからは、デザイン料の一部をチーム「赤い椅子プロジェクト」に対する協賛金として使用させていただくこともご了解をいただきました。とても励みになり、ありがとうございます。そちらの方も引き続き頑張っていこうと思います。
赤い椅子プロジェクトのウェブサイト
http://akaiisu.blogspot.jp/

この「積木箱」、まだ完成ではありません。。この続きが、大事な続きがあるのです。
それは、それが終わり次第また書きたいと思います。





2015/03/29

積木箱 自主施工5日目

いよいよ塗装の自主工事5日目。最終日も穴の中など、塗装の細かい残りの部分と、全体的な2度目のヤスリがけをおこない、明日組み立て工事をして下さる梶原さんの車の中に搬入して、明日を待つばかり。

自分で言うのもなんなんですが、細かい部分の仕上がりがうまくいったと思うので、全体が組み上がるのがとても楽しみです。



2015/03/27

積木箱 自主施工3日目

積木箱3日目に入り、今日からいよいよ本来の目的の塗装に入りました。
大工さんの梶原さんが、最終のグラインダーを掛けてくれ、それを受け取って、更にちょっとだけペーパーを掛けて、その他名札など諸々準備した後、いよいよウエスにオイルフィニッシュを染み込ませ、一気に白樺の表面を拭きます。
入隅部分は刷毛でさっとなぞる感じで。
明日も塗装の続きです。
最寄りの六会日大前駅から見える富士山と関東山地の山並みがとても美しかったです。

2015/03/20

赤い椅子プロジェクト 吉祥寺活性化協議会幹事会に出席

月一定例会議の吉祥寺活性化協議会幹事会に参加してきました。
いつもと同じくなかなかのボリュームのある話し合い、報告がありました。
文化観光委員会や、交通整備委員会からの報告、連絡で、今後の新しい展開のお話があったり、新たな試みの吉祥寺コレクション(ファッションショー)の紹介もありました。
赤い椅子プロジェクトの取組みのご報告もさせて頂きました。
地味な地道な取組みではございますが、今後とも吉祥寺の皆様と協力し合いながら進めていければと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
それにしても、アトレ吉祥寺はもう5年も経つのですね。時の経過は早いなと思うものの、もっと前からあったような気もします。

2015/03/19

JIAトーク 20150408 写真家探検家 石川直樹氏

いよいよ2週間後に迫ってまいりました。2015年度のJIAトーク。4/8水曜日、1830から、神宮前のJIA会館で。

講師は、写真家探検家の石川直樹さん!

どんなお話が飛び出るのか。僕は今年に入ってからJIAトークの実行委員をしているのですが、今からワクワクしてなりません。
ご興味ございます方、是非お越しになられてみて下さい。

以下は、JIAトークのウェブサイトのページです。
まずはぜひご覧になられてみてください。
http://www.jia-kanto.org/members/event/event_m/lecture/jikkouiinkai20150307.html


2015/03/18

新たなプロジェクトのスタート

新たなプロジェクトの打ち合わせのため、新横浜のお施主さんの元へ。
使いやすさ、更新しやすさを前提に、美観に力を入れてプランニングをしたいと思います。
それにしても、新横浜駅前の工事、壮大。。

2015/03/15

第92回 東京青梅43キロかち歩き大会に参加

今回の新宿青梅43キロかち歩き大会も、お誘いした小学校同級生佐藤氏と共に無事完歩。
今回は9時間20分掛けて色々と佐藤氏と色々とお話をしながら。

前回の7時間完歩の時に見た景色とはまた違った風景の見え方ができたし、ゆっくり話も出来たし、収穫ありでした。
違った風景、そう速度が違うと、同じ景色でも違う見え方をします。それを今回と前回の比較から、強く感じることができたのは、とても収穫でした。

次回は11月。また参加できるよう、日々の鍛錬を。





2015/03/04

JIAトーク、弁護士弘中惇一郎先生「裁判と演技」

「らしさ」というのが、「裁判と演技」という一瞬ドキッともしてしまうテーマを支えたキーワードでした。



弁護士弘中惇一郎先生のご講演、1時間半以上に渡り、その「らしさ」にある意味圧倒されっぱなしのお話でした。

ふと考えると、日常においても、それは「わざとらしく」、「わざとらしさ」、ではなく、さりげない「らしさ」、その「らしさ」は実はその道を極めた人のみできる、または、極めんとしようとしている人しかできない「らしさ」というのは、とても大切なような気がします。




話相手にいかに理解していただくか、心に届かせるか、密接に関わってきます。表層だけではなく、心の奥底に届けば、互いの理解が深まり、そこからまた新しいやりとりが生まれ、関係が生まれ、発展すると思うのです。

そんな気付きを与えてくれた2時間に渡ったJIAトークでした。




JIAトーク後の委員による会食をさっとやり、様々な建築の話に加え、今後に向けてや、更なる情報発信についてなど議論を深めました。



本ページに掲載されている写真については、以下の通りです。
1枚目、2枚目、3枚目:クレジット:オフィースYUKIMATSU
それ以外:筆者加藤


2015/03/02

中央工学校 新課題の敷地見学と、六本木周辺の建築見学

現在講師として関わっています中央工学校では、進級課題も終えホッとできるかなと思いきや、早くも進級2年生時の設計製図の新しい課題の発表ならびに、その敷地を見学に行くという課外授業がおこなわれました。

学校からも程近い、北区立図書館に隣接した公園が対象の想定敷地です。現状の敷地は道路レベルよりも下にあり、全体が緩やかなスロープ状になっているので、実際なにか設計、そして工事をしようとすると、とても難しい敷地ですが、学校の課題としては、あくまでフラットでも良い、ということになっているようです。

南北に細長く、図書館と、駐屯地と、そして、近接している集合住宅に囲まれ、敷地南側には、プレイパークと林がある、面白い敷地です。もちろん敷地内は自由に設定していいので、ないものとして考えてもいいですし、それをヒントにあるものとしてもいいと思います。少なくとも、その場で遊んでいた人達の存在そのものはヒントになるのではないかなと思いました。

コミュニティ-とは何であるのか、自分なりの回答を準備すること、そしてそれに基づき諸室を配置し、敷地周囲の環境ともうまいこと建築がコラボしてしまうような設計とすること、それに尽きるのではないかと個人的には思っています。

必要諸室だけボンボンボンと並べてハイおしまい、というのはさすがにナンセンスかなと。ともするとコミュニティー施設ってそれだけでも機能してしまいそうですが、もしそれをしてしまったら、見学時にあの公園にいたあの子供連れの人たち、アコーディオンを弾いていたおじいちゃんたちは、その施設を今後どうやって利用していったらいいんだろう?今後に繋がっていく短期決戦の良い課題かと思います。

時と場所を移して、学年全体で国立新美術館に移動して、そこで基本的には解散して周辺の建築見学へみんな散り散りになって見て回りました。

前田先生のお誘いから、21_21にて「単位展」を見に行こうとなり、20名くらいの学生さんと共に、21_21へ移動しました。
しかし、いろんな単位があるもんだ、と改めて実感。

多分、これは僕の憶測ですが、単位、だけでは展覧会にならないんだろうと思うんです。あれは、きっと、「ものの並べ方」、「ディスプレイ方法」の展覧会だったんじゃなかろうかと思いました。
とても美しく効果的にディスプレイされていました。安藤さんの建築の450ピッチのピーコンと共に、とてもマッチしている。単位だぞーっていうのが、胸に突き刺さりました。

その後、赤坂を廻り、以前勤務していた事務所での担当建築の商業ビルを見て、また国立新美に戻ってきました。
国立新美の中のホワイエには、OPAMのポスターも貼ってありましたね。
ウェグナーのCH07にゆっくりと座って、新しい課題のこと、展示のこと、赤坂周辺や、OPAMのこと、そんなことを考えました。