この収納棚には、「積木箱」という名前をつけてみました。
工務店のやまひろさんにお願いをして、大工さんで社長さんの梶原さん自ら組み立てをしていただき、同じく大工さんの諏訪間さんとお二人のコンビで取り付けていただきました。打ち合わせ時から、細かい作り方等の相談に乗って下さりありがとうございました。この場をお借りして御礼申し上げます。やまひろの作業場所をお借りして、僕が塗装をさせていただいたり、おかげさまで、ワクワクするとても楽しい毎日を過ごすことができました。
「積木箱」の具体的なコンセプトは以下の通りで、家族の思いが、毎日どのように積み重なっていくかに思いを寄せながら考えました。
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本や書類を整理する上で、シンプルで機能的なこと。プリンターを設置するということで、その周辺も整理できること。既成品のグッズも当てはめ可能で、ある程度の汎用性があること。家族の生活に合わせて、家具も自分たちの手によって組換可能、更新できること。木目が綺麗で、丈夫なことなどから、白樺合板を使用予定で木の感覚や木のぬくもりを感じることができること。そして見た目、飽きが来ない程度に遊び心が表されていること。
それら諸々をこの収納棚に、デザインとして落としこんでみました。
本やモノが収納されること、それは家族の生活が積み重なることの現れでもあります。一つ一つの木箱がつみきのように積み重なっているこの「積木箱」に、本やモノと同時に家族の成長も収納し、家族の想いを共有していく、そんな役割も担う家族のための収納棚です。
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またこのお施主さんからは、デザイン料の一部をチーム「赤い椅子プロジェクト」に対する協賛金として使用させていただくこともご了解をいただきました。とても励みになり、ありがとうございます。そちらの方も引き続き頑張っていこうと思います。
赤い椅子プロジェクトのウェブサイト
http://akaiisu.blogspot.jp/
この「積木箱」、まだ完成ではありません。。この続きが、大事な続きがあるのです。
それは、それが終わり次第また書きたいと思います。