学校からも程近い、北区立図書館に隣接した公園が対象の想定敷地です。現状の敷地は道路レベルよりも下にあり、全体が緩やかなスロープ状になっているので、実際なにか設計、そして工事をしようとすると、とても難しい敷地ですが、学校の課題としては、あくまでフラットでも良い、ということになっているようです。
南北に細長く、図書館と、駐屯地と、そして、近接している集合住宅に囲まれ、敷地南側には、プレイパークと林がある、面白い敷地です。もちろん敷地内は自由に設定していいので、ないものとして考えてもいいですし、それをヒントにあるものとしてもいいと思います。少なくとも、その場で遊んでいた人達の存在そのものはヒントになるのではないかなと思いました。
コミュニティ-とは何であるのか、自分なりの回答を準備すること、そしてそれに基づき諸室を配置し、敷地周囲の環境ともうまいこと建築がコラボしてしまうような設計とすること、それに尽きるのではないかと個人的には思っています。
必要諸室だけボンボンボンと並べてハイおしまい、というのはさすがにナンセンスかなと。ともするとコミュニティー施設ってそれだけでも機能してしまいそうですが、もしそれをしてしまったら、見学時にあの公園にいたあの子供連れの人たち、アコーディオンを弾いていたおじいちゃんたちは、その施設を今後どうやって利用していったらいいんだろう?今後に繋がっていく短期決戦の良い課題かと思います。
時と場所を移して、学年全体で国立新美術館に移動して、そこで基本的には解散して周辺の建築見学へみんな散り散りになって見て回りました。
前田先生のお誘いから、21_21にて「単位展」を見に行こうとなり、20名くらいの学生さんと共に、21_21へ移動しました。
しかし、いろんな単位があるもんだ、と改めて実感。
多分、これは僕の憶測ですが、単位、だけでは展覧会にならないんだろうと思うんです。あれは、きっと、「ものの並べ方」、「ディスプレイ方法」の展覧会だったんじゃなかろうかと思いました。
とても美しく効果的にディスプレイされていました。安藤さんの建築の450ピッチのピーコンと共に、とてもマッチしている。単位だぞーっていうのが、胸に突き刺さりました。
その後、赤坂を廻り、以前勤務していた事務所での担当建築の商業ビルを見て、また国立新美に戻ってきました。
国立新美の中のホワイエには、OPAMのポスターも貼ってありましたね。
ウェグナーのCH07にゆっくりと座って、新しい課題のこと、展示のこと、赤坂周辺や、OPAMのこと、そんなことを考えました。
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