2014/12/24

大森東のリノベーション 現場今年の納め

工事も終わりがうまく見えかけてきました。

引き戸の建具も上手に取り付けられ、ユニットバスが現場に据え付けられていました。
こちらから提案する家具もお施主さんにに提出し、なんとか年越しができそうです。

今日はお施主さんのチェックも入り、まずまずということでホッとしています。
年越ししてから、後は20日間くらいしかないですが、完成に向けて走っていきたいです。


2014/12/23

『ガイアの夜明け』ユニクロ吉祥寺店の取り組み

12/23火曜日祝日の夜10時、テレビ東京で放映された『ガイアの夜明け』の後半の特集、吉祥寺ユニクロ店の取り組みにおいて若桑店長の密着取材の様子の中で、吉祥寺活性化協議会の場面、若桑店長の隣に座っていた僕が少し写ってしまっていました。


確かに、赤い椅子プロジェクトとして毎回参加している、吉祥寺活性化協議会のあの回も取材ビデオカメラは回っていましたが、何日も何日も密着して取材していると聞いていましたし、さすがにあの場面は使われなくカットされるだろうと思っていたので、まさか5秒前後も出てるとは思いませんでした。別の場面では、カヤシマさんの前に常設していただいている赤い椅子2脚も写っていました。


なんならもう少し顔を右に向けてカメラ目線しておけばよかった、と思うものの、もしカメラ目線だったらカットされてたんだろうなと思います。とても緊張して会議に臨んでいたのを今でもよく覚えています。全然自分の特集でも何でもないのですが。


写真は自宅のテレビ画面を記念撮影したものです。左がユニクロ吉祥寺店長の若桑さん。若桑店長の秘書書記役とか、付き人のようです、笑。


真面目な話、若桑さんは、もちろん一概にはそして大括りに簡単には言えないものの、人柄がものすごいよく、気さくな方で、吉祥寺のまちに自分自身が、そしてユニクロが、溶けこんでいくことに対してものすごい努力をしています。僕が言うのもなんなんですが。
いくつかの会議や会合でご一緒することがあるのですが、自分の足を使い、口を使い、その態度で吉祥寺のまちなかに飛び込んでいくその意気込みが伝わってきます。それが吉祥寺で古くから商売を営んでいる方々からも受け入れられつつある理由なんだろうなと思います。


ただ、番組の編集上、市場原理も働くし、編集者の意向が強くなってしまうのはしかたのないことかも知れませんが、ユニクロが歩み寄った部分も有るかもしれませんが、実際はユニクロを吉祥寺のまちなかに強く引っ張ってきたのは、吉祥寺のまちの人であり、放送中にコメントしてたカヤシマの佐藤さんに他なりません。あのコメントも、「徹底抗戦」という単語で次のシーンに行ってしまっていたので、ちょっとニュアンスが違うものになってしまっているのが残念でした。


後は、吉祥寺のまちなかで商売を営んでいる人たちのコメントも、ユニクロによる経済波及効果ばかりを述べていたようにも見受けられてしまったのですが、経済の動きとはほんの少しでも遠いところからつながりを意識したコメントが聞ければなおよかったのかなと思います。これはヨソモノの僕だからこその意見かも知れませんが、吉祥寺はそういう部分が強く残っているまちだと思っているからです。実際そうですし。だからこそ、吉祥寺はまだまだ伸び代がたくさん残されている、可能性に満ちた場所だと思います。

赤い椅子プロジェクトも、そして僕自身も、もう少し粘り強く頑張ろうと何だか励みになりました。



2014/12/22

文化庁 国立近現代建築資料館「菊竹清訓展」 中央工学校 課外授業

「建築のこころ アーカイブにみる菊竹清訓展」を中央工学校建築設計科の受け持ちクラスの有志の学生さんたちと課外授業のような形で、文化庁 国立近現代建築資料館にて、その展示を見ました。
その生の原図と、模型の数々に圧倒されます。
http://nama.bunka.go.jp/kikak/kikak/1410/

僕自身は、やはり菊竹さんのその生き様が好きです。情熱あふれる語り口、建築への想い、建築をいかに社会と結びつけるか、社会と人間の結びつきのその延長線で建築が生まれる、建築は人間のために、社会のために、という思想を持って建築に立ち向かっていった、その姿勢が好きです。

様々な建築プロジェクトの展示もありましたが、僕自身としては、あの展示空間で一番学べるものは、ビデオ放映だと思っています。実際の肉声、動画なので当たり前ですが、その姿から発せられる生の建築に架ける想いを聞けること、これが一番心に残ります。そして、菊竹さんが自身の建築を語るのも良いのですが、当時のスタッフの方々が思い思いに菊竹さんのことを語る、というのがとても良かったです。その中でも、遠藤さんの言葉はとても印象的です。「建築のあるべき姿を追い求め、最近の風潮に対して怒っている」そんなことが語られていたかと思います。

もう一回行ってみたい、そんな展示会でした。


2014/12/21

狛江の住宅 来客

狛江の住宅に、小学校来の友人である佐藤氏と鈴木氏が来ました。いつものように母がお茶を振
る舞う場面があり、各人楽しんでいただけたようで何よりでした。

住宅でもそうですし、住宅以外の建築でも建築だけでなく、中でおこなわれるであろうアクティビティをある程度想定し、その場面を想像しながら、その空間を設計すること、これは人と人とのコミュニケーションを円滑にし、更に発展させるために、その思考はとても重要な要素だと思います。
空間を用意しました、あとは使って下さい、ではダメなんです。できれば実際に使う人と練り上げていくことがとても重要です。住宅以外の建築や、場などで積極的に関わっていかなければならない重要な項目です。

内覧してもらった後は、皆で新宿に移動して、韓国焼肉で楽しい時間を過ごすことができました。また次いらしていただく方々のために、綺麗に保っておかなければいけません。

2014/12/12

大森東のリノベーション 現場進行中 天井に黒いもの出現

大森東のリノベーションの現場、着々と進行していまして、遂に。。。天井に黒い物体がつき始めました。

この黒いものの正体は、ガラスクロスで巻いたグラスウールです。
解体して、フルスケルトンにした時に、これしか無い!と思いついたものです。
断熱と吸音を兼ねて、なおかつ意匠性に優れた代物です。
築45年の建物、屋上の断熱性能も確たるものではなかったため、居住性を高めるため、思い切ってこれを採用してみました。

明日には、浴室が据え付けられ、その他の室内ボードも付けられるとのこと。

出入りしている他の職人さんも、結構面白がりながら作ってくださっているとのことで、皆でやっている感がある現場は楽しいですし、結果良い物につながっていくものだと思います。


2014/12/03

吉祥寺グランキオスク

吉祥寺グランキオスクに行って、ハンガリー風シチューをお昼に食べました。これ、結構気に入って、ここに来た時に頼む率は高いです。
カレーともシチューとも違う。スープカレーとも違う。程よい食べ心地なんです。
ついつい、他のもの今日は頼もう、と思っていても結局これを頼んでしまうのです。


食べながら、その途中で、隣の席で打ち合わせをしていらっしゃった手塚社長がこちらに気づいてくださいました。
打ち合わせ終了後、少しの時間でしたがお話してくださいまして、お話したのは、ハモニカミタカの1周年パーティー以来でしたから2ヶ月振りでした。
相変わらずの熱意で、いろんな企画を考えていらっしゃる。セントラルパーク構想とか、着々と計画を進めていらっしゃるのでしょうか。実現されるその形はどんな形になるのか、今から楽しみです。

ふと、ネットで、ハモニカのこともう一度検索してみて、面白い記事を見つけました。
以下、そのリンクです。

よく読むと、去年、一昨年、開催された吉祥寺コミュニティデザイン大賞で、どんなことに吉祥寺が危機感を抱いて、どうあるべきか議論された時、手塚さんがおっしゃっていたこと、この記事が出た昔から変わらないんだな、首尾一貫しているその様子が改めて伺えます。
「客」という言葉一言でくくると、伝わらない部分も多いかと思いますが、それでも、その内容を良く読み込むと、理解はできます。どこのまちとも同じになっちゃったら、そのまちはおしまい、僕も、確かにそう思います。それは本当にそう思います。お客さんはとにかく大事ですが、それでも観光地でもないこのまちが、みんな持ってる同じ雑誌片手に多くの人に、どこのまちでもあるものを見たいがために集まってくる、そうなったらつまらなくなってしまうし、ただ人が多いまちになってしまい、結果お客さんの脚は遠のく一方になってしまうと思います。

大型店舗の批判ばかりが昨今目立つような気もします。このまちのひとたちと会話すると、たびたびこの手の話をする人に出くわします。僕も最初、この吉祥寺というまちに大型店舗は不要、と思っていましたが、商店街の打ち合わせや会合などに出るようになり、よくよく状況を観察してみると、なかなかどうして大型店舗らしからぬ動き、まちにとにかく溶け込む努力が垣間見られます。

一方、小店舗みんなが大型店舗を批判しているかといえばそうではないこともよくわかってきました。良い意味でライバル視して、お互いある意味協力し合って頑張っていこうという意見が実は多く有ることにも気付かされているところです。大型店舗に負けない努力をし続けているところがかなり多くあります。

お互いの意見を聞きつつ、切磋琢磨していく様子も、吉祥寺ならではじゃないかと思えます。上記リンク先の記事にあるように、もう一回行ってみないとわからない、あそこはどうなってたんだっけな、今度はあそこに行ってみたいな、そう思わせる仕掛けをどんどん作っていけたら、このまちはもっともっと長生き、どころか、色褪せないのではないかと思います。

その具体的な仕掛け、ほんの小さな仕掛けですが、赤い椅子プロジェクトとして活動している「椅子でつなぐ吉祥寺」を細々と展開していきたいと思います。

12/6土曜には、防災のイベントに、赤い椅子を並べます。北口の駅前広場の音楽イベントの客席に並ぶ予定です。よろければご覧いただき、椅子に込められた数々の想い、を是非紐解いて見て下さい。

赤い椅子プロジェクト ウェブサイト
http://akaiisu.blogspot.jp/

2014/12/02

大森東のリノベーション現場 キッチン据え付け完了

着々と現場が進んでいます。大森東のリノベーションプロジェクトの現場。いよいよシステムキッチンが据え付けられました。今回は、リクシルのシンプルなものを選びました。
明後日には更に天井材が現場に搬入されるそうです。この天井材が今回のプロジェクトの肝でもあり、住宅の性能を高める上でも、とても重要な要素です。その天井材が貼られれば、今日据え付けられた白色のキッチンが床と天井に挟まれ、くっきりと浮かび上がってくる、はずです。
設計した自分もとても楽しみにしています。