「建築のこころ アーカイブにみる菊竹清訓展」を中央工学校建築設計科の受け持ちクラスの有志の学生さんたちと課外授業のような形で、文化庁 国立近現代建築資料館にて、その展示を見ました。
その生の原図と、模型の数々に圧倒されます。
http://nama.bunka.go.jp/kikak/kikak/1410/
僕自身は、やはり菊竹さんのその生き様が好きです。情熱あふれる語り口、建築への想い、建築をいかに社会と結びつけるか、社会と人間の結びつきのその延長線で建築が生まれる、建築は人間のために、社会のために、という思想を持って建築に立ち向かっていった、その姿勢が好きです。
様々な建築プロジェクトの展示もありましたが、僕自身としては、あの展示空間で一番学べるものは、ビデオ放映だと思っています。実際の肉声、動画なので当たり前ですが、その姿から発せられる生の建築に架ける想いを聞けること、これが一番心に残ります。そして、菊竹さんが自身の建築を語るのも良いのですが、当時のスタッフの方々が思い思いに菊竹さんのことを語る、というのがとても良かったです。その中でも、遠藤さんの言葉はとても印象的です。「建築のあるべき姿を追い求め、最近の風潮に対して怒っている」そんなことが語られていたかと思います。
もう一回行ってみたい、そんな展示会でした。
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