2015/09/19

狛江市民センターを考える市民の会 中間報告回に参加

こまえ市民大学に武蔵学講座と重なった日程になってしまいましたが、自分が建築に携わっているのもあり、こまえ市民大学の運営委員の方々にお伝えし、狛江市民センターを考える市民の会の中間報告会に向かわせていただきました。せっかく自分の住むことになった街の市民センターですから、是非聞いてみたいなあと思ったので。

2月1日に発足してから今までの様々な勉強会、様々な要素ごとに分けた分科会ごとの発表があり、また図書館や公民会側からは、過日おこなったアンケートの集計発表がありました。その上で、篠塚雄一郎さんと、黒瀬さん、また東大大学院生の方々、設計事務所勤務の方々が考える市民センター像というのを、彼らのリサーチ、狛江の分析、そしてこうあってほしい、というプレゼンテーションがおこなわれました。

どんな流れで市民の中から市民センターのあり方を模索しようという試みが取り組まれてきたか、2時間という枠で短かったものの、大雑把ですが、把握することがきる素晴らしい時間を持つことができました。

ただ、どうしても短時間なので仕方ないかと思いますが、僕はウェブサイトの議事録の何本か読んでから向かったので、なんとはなしに理解できたのですが、分科会等をまとめていた方々と、篠塚さんや、東大生との繋がりや、なぜ彼らがというか、彼らも参加し市民センター像を彼らなりの提案としてまとめて、そしてそれを発表したのか、もっと言えば、分科会等をまとめたり、発表していた人たちからも、同様の市民センター像、次の狛江市民センターはこんな形に、という発表があっても良かったのではないか、という思いも持ちました。

それは、いろんなお話の中、簡単だったかも知れませんが、お話されてはいましたし、この半年の中ですから、この半年の中で市民が集まって様々な勉強に時間を費やしてきたその発表なので市民センターの形をつくる場ではなかったので理解は出来ますが、会場の中では上述したそのつながり、疑問を持った人は多かったのではと思いました。あくまでこれは中間報告会なので、また半年後の発表に期待大といった感じです。

篠塚さん方々の私見を交えた分析や、様々な角度からの狛江の捉え方、お話もとても上手で聞きやすいプレゼンテーションでした。配布資料とは区別して、パワーポイントの画面はもっと文字を大きくしてほしかったですが、笑。資料と目線を行ったり来たりでついていけてない人が会場に多かった気がします。

狛江のコンパクトさに注目し、回遊性を重視したエリア全体の中で市民センターを再定義する、位置づけるというのはとても理解できるし共感持てました。ただ、できれば、もう一歩突っ込んだ提案を見てみたかったなあというのは正直なところでした。コンパクトさや回遊性は狛江に即しているとは思うものの、若干、使い古されたとは言いませんが、使い回された言葉でもあるし、そもそも回遊性の話をするのであれば、現状の狛江市民が回遊を楽しめるような企画や仕掛けを先にあるいは同時に、打ち出さなければ説得力が上がらないのではと思いました。逆にそれをすればもっともっと魅力的なプレゼンテーションになるかと思いました。

それはひょっとするとPPP公民連携の構想に繋がるかもしれないし、もっとダイナミックな事業を民が起こせることに繋がるかもしれないし、事業や雇用が生まれれば土地の水平面上の回遊性に加えて、未来に繋がる時間的な回遊性もきっと生まれるでしょう。内容のまとめ方、分析や、その発表はとても良いものだったので、また次の発表に期待が持てる、そんな発表であり、全体の報告会でした。


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