2011/03/25

瞬間最大風速も大事 継続する力はもっと大事

ここ一ヶ月くらい更新できていなかったブログを書きました。少しずつ書き溜めているんだけど、まずは今回の震災に関して感じていること。HPのトップページからの再掲載。徐々に震災前後の事もいつも通り順次掲載していきたいです。よろしくお願いします。

東日本を襲った大地震から2週間が経ちました。改めまして被災された方々におかれましては心よりお見舞い申し上げ、また犠牲になられた方々へは深くお悔やみ申し上げます。

まだまだ余震と新たな震源の地震が続いていて予断を許さない状況が続いています。犠牲者はこれを書いている時点で1万人を超え、行方不明者と合わせると2万7千人を超え、24万人以上の方々が避難されています。そう、今なお240,000人以上の方々が自分の家で普通の生活を送ることはおろか、自分の家に居ることが出来ないのです。加えて現地の様相を写真、報道を通じて見るにつれ本当に心が痛みます。

最初に述べておきたいこと、それは、なぜ心が痛むのか。いくつか理由はあると思うけど、限りなく真なる理由は、自分自身の心にあり。ボクはそう思っています。

あまりに無知だった自分、あまりに無関心だった自分、いや、関心はあったのだけれど他人事のように接していた自分に腹が立ち、だから自分自身に痛い目を見たのだと思います。普段エコだエコだと唱えてみたり、文章にその思いを綴ってみたりしてきましたが、今になって思い返してみると、それは言っているだけで、自分自身の行動にはさほど移しておらず、実は自分自身が最も口だけの人間になっていたことがよくわかり、そしてこの様な状況になって初めてそれがわかる、こうなってみないとわからなかった、そんな自分の甘さと有言不実行さに猛烈に怒りを覚え、この2週間、猛省の日々です。

確かに、この大地震は比較的自分の住んでいる場所に近い地域で起きたこと、生まれて初めてこんな大きな揺れを体験したこと、自分が1年半前まで勤務していた事務所の仕事でお世話になっていて、今もたまに遊びに行っていて公私に渡り大変お世話になっているいわき市や仙台市が被災したことで、より関心が強まったのは紛れもない事実。でもそれを差し引いたって自分に対する怒りは減るものじゃない。

地震が教えてくれたことの一つはよくよく考えて突き詰めていけば、結局は自分自身の情けない姿だったと、究極的にはそんな単純なことで、それに今頃気付いたこと、それが凄く悔しくて情けない。そしてまだ2週間しか経っていないのに、この節約した生活に、まったく不満無くストレスも感じていない、と言えば嘘になり、僅かにではありますがストレスを感じているのも正直なところ認めざるを得ないところで、そこでまた被災された方々と自分とを比較し、こんなにも自分は弱いのか、どれだけ無駄に、無駄をしながら生きてきたのか、と猛烈に自分を叱責する毎日です。たまに付けるガス暖房に涙が出てきます。

でもその反面、そんな自分でももっともっと真剣に変わっていけば、そしてこんな自分の無能な無力もこれが少しずつでも変わってそれが溜まっていけば、それが少しは微力に変わり、周りの皆と力を合わせ、その中で自分にも出来ることが必ずあるはずだと信じていこうと思っています。

ボクは最も大切なことは、この気持ちをこの先何年も何十年も持ち続けて、そして手を差し伸べ続けることだと考えています。そんな簡単なことではないし、なかなか出来ないことでまた口だけ人間って言われそうだけど、でもやっぱりそう思うし、やっていきたい。あり得ない程の大きな災害に見舞われたとき、人間は誰もが深く悲しんだり、激しく涙したり、他人に普段持ったこともない感情を抱いたりします。人間は、一喜一憂という言葉に代表されるような、そんな瞬間最大風速的な感情、を生み出せる生き物だと思います。もちろんそれも大切で重要なことですが、もっと重要なことはそれを維持し発展させていくことだと思っています。継続こそが、力なり、です。ボクとしてはこれから長期的に、公私に渡り大変お世話になったいわき市と仙台市を中心に見守らせていただき、応援させていただきたいと思っています。長きに渡り応援していくために、自分たち一人一人が、決して風評だけに惑わされること無く、自分で調べる、真実を突き止める気概を持ち、強くなっていこう。

、、、サウイフモノニ ワタシハナリタイ

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