2011/10/30

やっぱり建築って手仕事だし実際手に触れるもんだからなあ、と工事中職人さんたちを見ながらしみじみと

鎌倉にて、お施主さん家族4人を交えて計6人で打ち合わせ。ああでもないこうでもないと非常に盛り上がりました。
仕上げの候補のサンプルをスーツケースいっぱいに詰めて引いてった甲斐あってお施主さん家族もイメージのリアリティを持つ事ができたみたいでなによりでした。
やっぱり実際手に取って触ってみるというのがなによりですね、百聞は何とかというやつです。
去年リノベーションの設計をさせていただいたお施主さんも、やっぱり建築って手仕事だし実際手に触れるもんだからなあ、と工事中職人さんたちを見ながらしみじみと言っていたのが今もとても印象に残っています。
打ち合わせは丸一日掛かったので、どこにも寄る事できませんでしたが、それはまた次の機会に。

2011/10/29

日差しはぽかぽかであったかく

昨日の東京現代美術館のオープニングレセプションには伺えず、サムにも、スタジオムンバイの代表の方にも会うことが叶わなかったのですが、会期中は幸いに手伝うことが出来たスタジオムンバイの展示を見に行って、また他のもゆっくりと見てみたいです。

東京都現代美術館 「これからの感じ」展はこちら

デザインタイドもデザイナーズウィークも見所がたくさんあるので、見てみたいですが、全ては見ること出来なさそう、悲。明日から立て続けにお施主さんとの打合せが来週は続くので粛々とその準備を重ねていきたいと思います。

日差しはぽかぽかであったかく、うとうととしてしまいますが、空気は冷たいので、風邪などには十分注意していきたいですね。

2011/10/28

次の日曜も手賀沼のハーフマラソンにでるとか。

大学建築学科同級の鶴と久々に食事をしてきました。大手不動産投資会社で勤務していて毎日が激務らしいですが、相変わらずの元気振りでこちらも元気になりました。
仕事に遊びに運動に、まあよくやりますね。次の日曜も手賀沼のハーフマラソンにでるとか。その他にも来月から1月まで立て続けにマラソンに出場するそうで、忙しい合間を縫ってスポーツクラブにも通い、身体を日々鍛えているそう。何ともパワフルなことで。
自分も11月13日にはかち歩き大会に出るので、ちょっとは練習しとかないとな。

2011/10/27

直線直角論は昔も今も話題が尽きないですね。

ヴィトン主催の、建築家の妹島和世さんやキュレーターの長谷川祐子さん、そしてハーバード大学大学院デザイン・スクール学部長のモーセン・モスタファヴィさんをパネリストに迎えたトークイベント「建築環境の未来ー建築とアートにおける新たな空間的実践」を少々拝聴しました。その中で、長谷川さんの「元来自然界には直線というものがなく、直線や、直角と言ったモノは人間が作り出したモノだから、人はそのことで物凄いストレスを抱えていると思うのです」という発言があり、若干の違和感を感じました。なんかそのことは建築家の伊東豊雄さんも同じようなこと言って、初台オペラシティで昔、展覧会でグニャグニャな床を展示していたような気がしたな、とも思いました。
床も壁も天井も、あらゆる部分が水平垂直じゃないとしたら、逆に相当ストレスが溜まるのでは?と普通に思っちゃうな、やっぱり。だから太古の昔からグニャグニャな地形の中にも何とか工夫して平場を作り、できるだけそれに垂直な道具や壁を作り出し立体的にも空間を利用できるような広がりを模索していった、というのは普通の流れかな、と。
もっとも、そうは言っても自分の普段の設計でも、床にわざと段差を付けて空間を壁ではなく、床の段差だけで分節したりは良くするんですけどね。もちろん危なくない程度に。
直線直角論は昔も今も話題が尽きないですね。
こういった会のようにアートと建築を融合させて展示したり論じたりする方向と、建築を作るその場所の地域性だったり、人だったり、施主だったり、そういう、何というか人のある種生々しく泥臭い部分に主眼を置いて計画を進めていく方向とで、特に今年以降は更に2極化していくんだろうな、と思いました。聞き手に因っても感じ方は全く違うと思うし、ヨーロッパの人々とアジアの人々では全く違うと思うし、実に興味が尽きない手法の考え方です。

2011/10/26

ワークショップを開催し、提灯を作り三陸に届けたらしく多くの人達が参加し大盛況だった模様

高校柔道部同期の堀田くんと会い無事に名刺を納品した際に、ちょっと駆け足でしたがいろいろと話をしました。堀田くんは今まで勤めていた会社を6月くらいに辞め、今夏起業しました。カルチャー・ジェネレーション・ジャパンという会社で、日本の伝統文化の品々が造られていく過程で、若者を中心とした国内外の多くの人々を巻き込み日本の再発見と海外と日本が融合していくきっかけを作る、企画、発案、運営、販売、管理をする会社です。早速去る9月にも2回ほどワークショップを開催し、提灯を作り三陸に届けたらしく多くの人達が参加し大盛況だった模様。これからも定期的に伝統文化製作ワークショップその他さまざまなイベントを開催していくとのことで、まだ始まったばかりとは言え何とも頼もしい。今回はボクの方がロゴと名刺を考えさせてもらったけど、今後はワークショップにも参加してみたいですね。来週新規リノベーションの件で現在お施主さんがご使用の集合住宅を拝見してきますが、今度はどんな展開になるのかとても楽しみです。一つ一つのことを積み重ねながらお施主さんと共に楽しみながらやっていきたいですね。

2011/10/25

東京都現代美術館 スタジオムンバイの展示

思わぬタイミングで先週よりスタジオムンバイで働くことになったローガンから連絡を受け、急遽今週末から始まる東京都現代美術館での「これからの感じ」展に出展するスタジオムンバイの展示のお手伝いをしました。

(模型や部材がたくさん詰まった大きな箱。こんな感じなのが数え切れないほど)


スタジオムンバイは他の展示とはかなり異色を放っていてとても魅力的。素材の探求、ペーパーへのスケッチから、スモールスケールの模型、そして、いくつかのスケールの模型を経て、最後は原寸大の試作を作り、建築に到る、そのプロセスが非常に面白いし、人間の根幹を揺さぶり、心の奥底に直接訴えかける力を持ち得る最も有力な方法だな、と感じました。

(原寸大のモックアップ組立て。一つ一つバラバラのピースを組立てていきます。)


作業自体は、想像していた以上のヘビーな肉体労働です、笑。まあ数人で原寸をモックアップするのですから当然っちゃあ当然ですが。実際木を切ったり、組んだり、コンクリートを打ったりと、普段自分ではなかなかしないことをする事が出来てホント貴重な体験でした。サミュエルさんと知り合うこともできたし、スタジオムンバイとローガンに感謝です。

久々に会った前勤務先の元スタッフの人達も快く協力してくれてホント助かりました。感謝多謝。
卒業するために再度メンデリジオに戻ることを決めたローガン、その前に4ヶ月もの間スタジオムンバイで働いてから戻るというのは非常に彼らしい。昔ドーシに師事して働いてもいたので、インドの地は彼に適しているのかも。ボクも大好きな建築家ドーシ、実際彼の建築をインドで体験した時、立ち入ったその瞬間その空間から受けた衝撃的な空間の力は今でも忘れもしません。、そしてスタジオムンバイ、ジェラード・ダ・クンナ、やはりインドってすごい。

(コンクリートを打ち込むサミュエルさん)

2011/10/21

ピアノなど

キーボード型の電子ピアノの前を片付けて22,3年振りにピアノでもやってみたいと思っています。指は全く動かないだろうけど、ちょっとずつでもやり続ければいつかは、という浅はかな考えというのは分かっているが、やっぱり音楽はいいなあって思います。

事務所シェア仲間の松本さんがバンドをやってらっしゃることも影響してるし、谷内田さんがウクレレやってるのも影響してると思いますがでも、やっぱり音楽を自分でやってみるというのが、なんとも気分転換になっていいんじゃないかなと思うのです。

2011/10/19

ただ純粋にそう思わされます。

最近鎌倉近辺に頻繁に来る様になって今日もその一環です。
寒くなりましたね、一気に。でもこの場所には、この寒さも似合ってるな、なんて感じるのはヨソモノのボクだけでしょうきっと。


(鎌倉市役所前のスタバ)


(極楽寺駅)

以前鎌倉に来たら、できるだけ周囲のいろんなもの見たいと書きましたが、今日は極楽寺に。
国家安泰を祈願する場所としての寺格を得て、更には周辺の療病院としての役割もあったとのこと。
撮影禁止の厳かな境内を歩くと何とも厳粛な気分になります。1200年代に建立された寺院を改めて見ると、軒の深さや、微妙な反りの角度というか、曲率というか、見ているだけでやはりいいなあ、とただ純粋にそう思わされます。説明不能理屈抜きですね。


(極楽寺正門を江ノ電越しに)


(極楽洞)


(極楽寺正門)

鎌倉から北鎌倉まで歩いて次回の訪問地を考えながら帰りました。鎌倉周辺はほぼ全ての寺院を拝観したことがあるのですが、でもそれは数年前のこと。また一つ一つ思い出しながら、更に以前とは違った視点で建築と、その周辺をじっくり見てみるのもまた良さそう。一日貸し切りのレンタサイクルも良さそう。


(鎌倉から北鎌への道)

2011/10/16

筋肉痛です。鎌倉とか足を使って歩き回ってみようと。

そう、久しぶりに筋トレをちょろっとしただけで、筋肉痛に、、。腹筋、背筋、腕立て伏せ、ゴム、鉄アレイなどなどを使ってちょろっと動かしただけなんだけど、。筋肉も学習能力が低下してたのね。痛感そして筋肉痛。約半年前に捻挫した右足首も、最近季節の変わり目で気温の低い日も多くなってきたためか、そして運動しない日々が続いているためかは分かりませんが、動きが悪くなってきました。普通に歩いているように見えるのかも知れませんが、自分の中では明らかな違和感があるのがよく分かる。

まとまった運動の時間取りたいなあとか思ってたけどなかなかそのようなまとまった時間は取れないんだけど、でも、来月13日は、待ちに待ったかち歩き大会、東京青梅43キロです!楽しみ。完歩達成するためにもそろそろ鍛え始めないと。

最近仕事で鎌倉に行くことが多くなってきました。先日も構造設計のたかみと行ったり、打合せで鎌倉と藤沢に行ったりしました。行くんだったら運動と建築空間体験も兼ねて、できるだけ徒歩でいろんな建築見てみたい。鎌倉は有名な歴史的建築物から現代建築まで宝庫です。内部の細部まで見ることができない建物もたくさんあるけど、せめて外観だけでも見ると違うと思う。

安藤忠雄の比較的最近の著書の『住宅』にも目で見て身体で感じるに勝る勉強は無い、それ以上良いことは無い、しょっちゅう現地に行けないのならせめて本を、写真を見ることは良い、と述べられていました。せっかく歴史的な場所にしょっちゅう行くことができる機会があるのだから、ちょっと早起きして仕事の前、仕事の合間、精力的に歩き回ってみたいです。

先日鎌倉に行った時は、雑誌の『サライ』に出ていた、吉田五十八の名作『吉屋信子記念館』を見に行きました。あいにく、開館日時が非常に限られているため、遠い場所から塀の向こうを感じることしか出来ず残念でしたが、次回は是非見たいと思っています。吉田五十八が形成したと言われる洋風住宅がはやり始めた時に、和のデザインを取り込むかという折衷的な空間の代表とも言え、その後の住宅のスタンダードにもなったという。しかし、1890年代は巨匠の輩出年というか、なんというか、村野藤吾(1891~1984)、吉田五十八(1894~1974)、堀口捨己(1895~1984)、、、なんとも言えない重みを感じます。

2011/10/15

小池先生からお返事いただきました。

5月にエネシフの勉強会でお会いした東北大学の小池先生とその後メールのやりとりを一回し、先日もメールを差し上げ質問などさせていただいたところ、すぐにお返事を頂戴しました。放射性物質の線量のデータなどは、食品類や地表面は良くテレビやインターネットで見たり目にしたりするのですが、建築材料や家具の材料で使用する木材についてのホントのところはどうなんだろう?というのが、3月からずっと疑問で調べているところです。自分はまだ有力な手掛かりをつかめていないのですが、以前の小池先生からのメールで農水省に問い合わせてみては、というアドバイスもあり、また、今日ネットのニュースで、原木の出荷を自粛するよう福島県に要請した林野庁の記事を見つけたので、今度農水省と、林野庁に行って直接聞いてみようと思います。

ここ6年くらいお付き合いさせていただいている福島県いわき市の樹木の売買業者さんや、家具製作業者さんも大変困っていらっしゃいました。小池先生も、この業者の方々も、おそらくは皮を剥いてしまえば問題ないのでは、との推測をされていましたが、同時に、今後何年後に再度測り、そこから、どれくらいの比率で吸収していったのかを計算する必要もあると思うとのことでした。

先日の秋田杉を使ったリフォームでそうだったように、何か設計のポイントで、ちょっとでも木材を使って、建材としてでも、家具としてでも生かせていけたらなあと思っているのですが。なかなか見えない的に、どの方も苦戦中で、まだまだまだまだ闘いは続きます。

以下中国新聞の記事の抜粋です。

悩むシイタケ生産者 原発事故で原木不足に
東京電力福島第1原発事故の影響で、シイタケ栽培に必要な原木が不足し、各地の生産者を悩ませている。放射性物質による汚染の懸念で、良質で知られる福島県産の原木の出荷が自粛されているためで、農家からは「来年の栽培に向けて必要な本数が手に入らない」との声も上がっている。

林野庁によると、シイタケの原木で都道府県境を越えて流通したのは、2009年は全国で5万1603立方メートルあった。このうち、福島県産は約2万8千立方メートルと50%超を占め、北海道から四国まで幅広く流通している。特に茨城は県内で使った原木の38%に当たる8846立方メートル、千葉は47%に当たる4359立方メートルがそれぞれ福島産だった。
しかし林野庁は8月、放射性物質が付着している可能性があるとして原木の出荷自粛を要請した。今月6日には原木の放射性セシウムの暫定基準値を1キログラム当たり150ベクレルに設定し、基準を下回れば出荷できるとしたが、福島県の担当者は「相当厳しい基準で、県内の原木を産出する地域の多くでこの秋から冬にかけて出荷できないかもしれない」と話す。

原木によるシイタケの栽培開始は2月以降。生産者は前年の9月ごろまでに林業者に原木を発注、必要量を伐採してもらうが、福島県以外の業者への発注が急に増えても林道整備などに時間がかかるため、すぐに対応するのは難しいという。

茨城県原木しいたけ組合の飯泉孝司いいずみ・たかし会長は「来年は原木が足りずに栽培を始められない人も多いのではないか。国は安全な木が入手できるようバックアップしてほしい」と訴えている。
(2011.1.15中国新聞ネット記事)

2011/10/13

木質の架構が突然現れました。ちょっと前までパーキングで、そして更地になったと思ったら、いきなりでビックリしました。

しばらく建て方を見ていたら、おばちゃんが近くに来て、「やっぱり鉄筋コンクリートより木の方がなんか落ち着くわよね〜、後のこと考えて、廃棄のこととか、そういうこと考えると、やっぱり木造よね〜、でも三井のツーバイフォーってお高いんでしょ?!」と言いました。

もちろん、様々な構造、それぞれ特徴あって、いいとこ悪いとこあるんだけど、でもこのおばちゃんが言う事は、身体の奥底から直感的に納得できる面が多々あり。


2011/10/12

ホントに困ったことを自らの手で回復できるってホントにすばらしい。

10月も中旬になって、冷やっとすら感じてしまう時が多くなりました。

久しぶりに車を乗ろうとしたらバッテリーが上がってる模様。ジャフさんに対応していただきました。すぐに到着して、いろいろと詳しく説明して下さりながらテスターをバッテリーに繋ぎながらアイドリングをすること1時間くらい。説明は、車に普段から慣れ親しんでいないボクとしてはちょっと難しく、自分では二度と同じ説明は誰かに出来なさそう、。

何とか安定走行だけは出来るギリギリのアンペアまで回復したので、近くの東京トヨタへゴー。これから数日間掛けてバッテリーをゆっくりと充電していくとのこと。何とか復活を祈ります。ホントに困ったことを自らの手で回復できるってホントにすばらしい。ジャフさんホントに快く対応してくれてありがとう。