2012/02/28
小学校の同窓会に参加してきました。
小学校の生誕35周年同窓会という名前の同窓会に参加してきました。
5年おきにに恒例になっているこの会、ボクは10年ぶりの参加となりました。ちょくちょく会っている人も割といるのですが、やっぱり直接会って顔を見ながらお話出来るのは、ちょっと照れてしまう面もありつつ嬉しいものですね。
それとボクとしては、小学校の建て替え事業に設計事務所の一担当者として関わらせていただいたこともあり、同窓会の直前の内覧会で建物の概要など説明させていただき、皆様に喜んでいただけた(と思っているのですが)のが嬉しかったです。
自分たちが過ごした校舎の面影は全くないので、若干複雑な気持ちもみんなの顔から垣間見られたのですが、それでも新しいものを受け入れて説明を聞いてくれていたことに感謝です。
幹事の皆様お疲れ様でした。いつもどうもありがとう。
ここ最近立て続けに大きな同窓会に参加して、心地よい疲れがありますが、図面やイメージをじゃんじゃん作ってまた週末、現地調査とプレゼンテーションを元気よくおこなってこようと思います。
label:
Blog,
Other Event
2012/02/24
晴れ 鎌倉にて
雨だったら大変だなと思っていた今日の鎌倉行き。無事晴天となってくれてホッとしました。
土を少しだけ掘って自分達の目で確かめてきます。構造の方も一緒に来て下さって感謝。
写真の手は、構造の中田研の髙見澤氏。とんでもないエライ大変な作業を手伝っていただきすいません、ありがとうございました。
ちょっとずつ確実に進んで行くので今後も引き続き楽しみです。なんでも物事には山あり谷ありは付き物で仕方ないです。
要はその中でも少しでも相互に気持ち良く仕事ができるよう、物事進めていけるよう、気を寛容にして過ごしていければと思います。
土を少しだけ掘って自分達の目で確かめてきます。構造の方も一緒に来て下さって感謝。
![]() |
ちょっとずつ確実に進んで行くので今後も引き続き楽しみです。なんでも物事には山あり谷ありは付き物で仕方ないです。
要はその中でも少しでも相互に気持ち良く仕事ができるよう、物事進めていけるよう、気を寛容にして過ごしていければと思います。
label:
PTa-Projects-GHP
お施主さんが思うこと
一つ自分にとっては大きなプレゼンテーションができました。ここ2年間で1000m2超えは初めてです。自分で言うのも変ですが、規模の割にコンパクトに、そしてある程度は特徴のあるものにまとめられたのではないかな、と思っています。
お施主さんがどう言うか、どう思うか、というのは全くの別問題ですし、それが一番重要なのかも知れません。
明日以降いろいろと考えて下さるでしょうから、その後のご意見伺うのが、今から凄く楽しみです。
まだ来週も一つ新しいリノベーションプロジェクトのプレゼンテーションが控えているので、まだまだ気が抜けません。風邪など引いている訳にはいきません。気を引き締めていこうと思います。
それにしても、次も、そして決まればその次もプロジェクトは立て続けに横浜方面です。良い機会ですので、今まで歩いたことが無い場所を自分の足で歩き回り、いろいろ見聞きし、体験をちょっとでも増やしていければと思っています。
お施主さんがどう言うか、どう思うか、というのは全くの別問題ですし、それが一番重要なのかも知れません。
明日以降いろいろと考えて下さるでしょうから、その後のご意見伺うのが、今から凄く楽しみです。
まだ来週も一つ新しいリノベーションプロジェクトのプレゼンテーションが控えているので、まだまだ気が抜けません。風邪など引いている訳にはいきません。気を引き締めていこうと思います。
それにしても、次も、そして決まればその次もプロジェクトは立て続けに横浜方面です。良い機会ですので、今まで歩いたことが無い場所を自分の足で歩き回り、いろいろ見聞きし、体験をちょっとでも増やしていければと思っています。
label:
PTa-Projects-KBP
2012/02/22
建築を考える上での相互の視点
新横浜にて、中華街のリノベーションプロジェクトの図渡しを無事成功に終える事ができました。
2ヶ月弱の短い期間でしたが、ずいぶん考えさせられましたし、それも踏まえてかなり納得のいく内容となったと思います。
建築をどういう視点で見るのか、それに対してこちらもどのように応えていくのか、また書いてみたいと思います。
2ヶ月弱の短い期間でしたが、ずいぶん考えさせられましたし、それも踏まえてかなり納得のいく内容となったと思います。
建築をどういう視点で見るのか、それに対してこちらもどのように応えていくのか、また書いてみたいと思います。
label:
PTa-Projects-CRP
2012/02/21
同窓会のそのまた向こう
無事大学時代の弓道部六代同窓会を滞りなく催し、終えることができました。とてもホッとしています。
六代に渡り集まり、非常に賑やかになりとても楽しかったです、というのが正直な感想です。
今回はたまたま企画から運営までやらせていただきましたが、次もまたやろう!という声が上がり、自然と会が開かれていればとても良い事、と思います。
もう一人の主幹事のスサくんと散々迷い悩んだ事もありましたが、一つ一つの意味を対話しながら確かめ合いながら、そして、大きかったのは、時には学年幹事のみんなとも対話しながら、ある程度ではあったけどコンセンサス(ある程度だと、コンセンサスとは言わないかな)を取りながら進められたことですね。
このことは、多分何よりも重要なことなんじゃないのかなあ、と自分としては思っています。なかなか、何においても100パーセントを達成させることは難しかったし、できなかったです。そのできない時にどう対応していくかが、この会だけではなく、実社会においても最も大事なことの内の一つなんじゃないかと思うわけです。
そして更にもう一つ、学年幹事のことを言えば、男性も女性もみんなイキイキと意見を述べていたことがとても印象的でした。時にはボクのメールの量が増え大変に(というかウザイ、笑、と)感じたとは思いますし、育児をしながらメールは打てなかったりと、とても大変だったかとは思いますが、それでも活発な意見交換が出来たことは何より嬉しいことでした。
また部員同士ご結婚されている人も割と多く、今回ご一緒に参加予定だった方も急遽奥さんのほうは来られなかったりされた方もいらっしゃり、お話聞くと育児ストレスも一つの要因で風邪を引いてしまったりということでした。ボクはあまり大きな事は言えませんが、これを何とかしたいと思っています。なので、ちょっとでも、おうちの人々が中心で、その他周りのみんなが気遣って、ストレスをほんの少しでも軽減したい、軽減するそれはつまり回り回って社会のために、地球のために、宇宙のためにそれはきっと役立つと思うからです。
すごいですよ、きっと、この育児ストレスの中の、1パーセントでも、2パーセントでもそれが外に発散できたら。すごい力になると思いますよ。外で活動する時間の制約はそれはあるかも知れませんが、それを役立たせる器をきちんと用意してあげれば良いのですから。このことを少しでも実践できたら、という思いも少しはこの会の開催にあたり、思っていたことでした。同窓会で幹事をやる、そして幹事をやらずとも出席する、参加する、参加出来なくても参加出来る人になんらかの思いを託す、こうしたアクションを取ると必ず身近な周囲の人に頼ったり、また、その周囲の人が助けなければならない場面に必ず遭遇します。その回数を多くしていきたいのです。その回数が多くなれば、今までそういうこと考えないで来た人達も、ちょっとは考えるようになるはずです。あと、周りのサポートは当たり前に必要だけど、男女関わらず本人達もみずから積極的にこういう会があるけど参加したい、幹事をやりたい、だから協力して、と思い切って、時に必要以上に大きく訴えることもとても必要だと思っています。時間は日本の場合何十年も何百年も掛かりそうだけど。でも少しずつでもやっていく価値はきっとあるはず。もうそういうことを主眼に置いて活動しているNPOとかももちろんたくさんあるけれど、まだそれがメジャーという訳ではありません。
ホントにごくごく一般の方々まで、普通に考えられるようになれれば良いな、と頭の片隅に思っていたこの10年間の構想、8ヶ月の企画運営でした。
六代に渡り集まり、非常に賑やかになりとても楽しかったです、というのが正直な感想です。
今回はたまたま企画から運営までやらせていただきましたが、次もまたやろう!という声が上がり、自然と会が開かれていればとても良い事、と思います。
もう一人の主幹事のスサくんと散々迷い悩んだ事もありましたが、一つ一つの意味を対話しながら確かめ合いながら、そして、大きかったのは、時には学年幹事のみんなとも対話しながら、ある程度ではあったけどコンセンサス(ある程度だと、コンセンサスとは言わないかな)を取りながら進められたことですね。
このことは、多分何よりも重要なことなんじゃないのかなあ、と自分としては思っています。なかなか、何においても100パーセントを達成させることは難しかったし、できなかったです。そのできない時にどう対応していくかが、この会だけではなく、実社会においても最も大事なことの内の一つなんじゃないかと思うわけです。
そして更にもう一つ、学年幹事のことを言えば、男性も女性もみんなイキイキと意見を述べていたことがとても印象的でした。時にはボクのメールの量が増え大変に(というかウザイ、笑、と)感じたとは思いますし、育児をしながらメールは打てなかったりと、とても大変だったかとは思いますが、それでも活発な意見交換が出来たことは何より嬉しいことでした。
また部員同士ご結婚されている人も割と多く、今回ご一緒に参加予定だった方も急遽奥さんのほうは来られなかったりされた方もいらっしゃり、お話聞くと育児ストレスも一つの要因で風邪を引いてしまったりということでした。ボクはあまり大きな事は言えませんが、これを何とかしたいと思っています。なので、ちょっとでも、おうちの人々が中心で、その他周りのみんなが気遣って、ストレスをほんの少しでも軽減したい、軽減するそれはつまり回り回って社会のために、地球のために、宇宙のためにそれはきっと役立つと思うからです。
すごいですよ、きっと、この育児ストレスの中の、1パーセントでも、2パーセントでもそれが外に発散できたら。すごい力になると思いますよ。外で活動する時間の制約はそれはあるかも知れませんが、それを役立たせる器をきちんと用意してあげれば良いのですから。このことを少しでも実践できたら、という思いも少しはこの会の開催にあたり、思っていたことでした。同窓会で幹事をやる、そして幹事をやらずとも出席する、参加する、参加出来なくても参加出来る人になんらかの思いを託す、こうしたアクションを取ると必ず身近な周囲の人に頼ったり、また、その周囲の人が助けなければならない場面に必ず遭遇します。その回数を多くしていきたいのです。その回数が多くなれば、今までそういうこと考えないで来た人達も、ちょっとは考えるようになるはずです。あと、周りのサポートは当たり前に必要だけど、男女関わらず本人達もみずから積極的にこういう会があるけど参加したい、幹事をやりたい、だから協力して、と思い切って、時に必要以上に大きく訴えることもとても必要だと思っています。時間は日本の場合何十年も何百年も掛かりそうだけど。でも少しずつでもやっていく価値はきっとあるはず。もうそういうことを主眼に置いて活動しているNPOとかももちろんたくさんあるけれど、まだそれがメジャーという訳ではありません。
ホントにごくごく一般の方々まで、普通に考えられるようになれれば良いな、と頭の片隅に思っていたこの10年間の構想、8ヶ月の企画運営でした。
label:
Other Event
2012/02/17
最終打ち合わせ
もう間もなくオープン 渋谷のヒカリエ |
渋谷で機器借りて、銀座での打ち合わせに臨みます。
今日は寒さは今のところあまり感じずとてもよい天気です。銀座も快晴。
しかし、どの業界の人もあり得ないくらい忙しくしてるのがここ半年ずっと企画運営してきて骨身に沁みるほど?良く良くわかりました。
この都市において、どうやったらそれが少しでも緩和されるのか、それをずっと考えてるけど、答えなんてすぐ出ないし、実践なかなかできない。
でも、、おそらくみんな思ってるんだろうけど、答えってすぐ手元にあったりするんだよね、って実はみんな思ってるはず、だと思ってます。
銀座に風力発電をしてるビルありますね。明日も晴れること祈ってます。
label:
Blog
平良敬一さんのレクチャー
クラブヒルサイドのセミナー『目利きシリーズ』の平良敬一さんのレクチャーに参加してきました。
お恥ずかしながらどの10冊も読んだことがなかったです。
そして一つ一つの言葉が自分の体に突き刺さります。
顔に刻まれた皺、顔の年輪というか、本物であるかどうかを見極めて上でそこに敬意を表しなければならないと思います。
平良さんの一言一言は勿論敬意を表しなければいけないこと。
書籍から、その背景まで聞く事ができた濃密な2時間でした。
label:
Blog,
Other Event
2012/02/14
新しいこと言ってくる人がいたら、なんでその人の言うことに耳を傾けて、まずは聞いて見る、そして、それを一緒にブラッシュアップしていくことをしてみようとしないんだろう?
なんで批判ばかりで、自分の策は打ち出さないんだろう?とすごい疑問です。
打ち出しても、それは過去の引用だったり、今までのやり方だったり、、。
それじゃ何にも変わらなかったから新しい案を打ち出しているだけなのに。
新しいこと言ってくる人がいたら、なんでその人の言うことに耳を傾けて、まずは聞いて見る、そして、それを一緒にブラッシュアップしていくことをしてみようとしないんだろう?
人の言うことを批判するんだったら、自分はそれよりももっともっと良い改革に向けた案を言わないと。
ホントすごい疑問です。自分以外の人が考えるという行為がなんか許せなかったり、先を越されて悔しいとかそういう感じなのかな?とさえ思えてしまいます、。
それこそ、こういう場面で、2番じゃダメなんですか?という名言が生きてくるんじゃないでしょうか?ていうか、そもそも1番とか、2番とかって何でしょうか?
毎日、一瞬一瞬、死と隣り合わせで生きている人が世界中にはたくさんいるのに、人の言うことやることを批判するだけ、一体何やってるんだろう?そういう人達は、。同じ日本人としてと言うか人間として見るに堪えがたい、本当に恥ずかしいなあと、悔しくて悔しくて自然に涙も出てきてしまうし、逆に何だか照れてしまう感じすらするときがあるほどです。
もちろんこんなこと何も考えない人多いことはよく知っています。別に何も感じなくても良いです、無理矢理考えろっていっても全く意味ないし、それこそ何にも良くならない。
ただ、何も考えなくても良いから、人のやること、批判だけするのだけは止めていただきたいと思います。
維新版船中八策の中の、首相や、外相は一年間に100日は海外に行けるようにするというのは素晴らしい!!すごい良いと思います!
別に海外びいきでも何でもありません。
日本国内の山積みの課題は勿論日本で考えて、その発生地域に赴き、じっくり考えるのが基本中の基本です。でも、それと同じくらい重要なのが、世界とどうやって付き合って行くか、世界とどう歩調を合わせていくか、自分以外のどこかの国に不幸なことが起きていればいかに助けを出すことができるか、それがこれからはというか今までもですが、もっともっと今からは大切な事だと思うからです。
label:
Blog
2012/02/13
2012/02/08
国民投票 法定数を突破!
先日経堂の街頭投票に行って来ました国民投票
http://kokumintohyo.com/archives/3513
が、ついに法定数を突破したそうです。
自分の一票も少しは役に立ったのかな?と少し嬉しく思います。
すぐにはなくならないけど、こういうことをきっかけとして、対話していくことが肝心。
地道にコツコツとちょっとずつです。そして動く時は一気に停止できるよう全力で動く。
地味でも地道に気にしていきたいです。
そして今日はエネシフ(エネルギーシフト勉強会)です。
http://www.sustena.org/eneshif/
写真は経堂駅前の新しい建物です。店舗も「住人」のような感じで、お店も利用者も一緒になって建物や場を使っている感じが伝わってきました。
http://kokumintohyo.com/archives/3513
が、ついに法定数を突破したそうです。
自分の一票も少しは役に立ったのかな?と少し嬉しく思います。
すぐにはなくならないけど、こういうことをきっかけとして、対話していくことが肝心。
地道にコツコツとちょっとずつです。そして動く時は一気に停止できるよう全力で動く。
地味でも地道に気にしていきたいです。
そして今日はエネシフ(エネルギーシフト勉強会)です。
http://www.sustena.org/eneshif/
写真は経堂駅前の新しい建物です。店舗も「住人」のような感じで、お店も利用者も一緒になって建物や場を使っている感じが伝わってきました。
label:
Blog
2012/02/05
建築基準法以外のあまたある法律というか枠組み。建築はその中のごくごく一部という理解
特にここ最近、建築基準法以外の法律に触れることが多くて、以下に建築基準法はあまたある法律の中のすごい小さな一部分にしか過ぎないんだなと毎日毎日いろんな人とお話していく中で実感しています。
つまり建基法+アルファくらいしか知らない設計やデザインに携わる人が、いわゆる建築家とかデザイナーと呼ばれる人達ですね、様々な国家プロジェクトや、そこまで大きくないとしても、ある大きな枠組みを決定するその場に呼ばれないのも、まだ何となくですが、分かるようになってきました。
やっぱり勉強はもっと幅広くもっともっと掘り下げて今までの何倍も何倍もしていかなければ行けないなあと強烈に実感しています。だからといって現状、様々な分野の人達が呼ばれないのもおかしいと思います。ただ、お互い人間ですから、お互いの理解、お互いがお互いに歩み寄るその姿勢、それが大事です。
勉強も法律書読んでるだけじゃダメです。人間に触れる勉強、人間同士歩み寄れる勉強、どうやってものごとお互い同士で高みに向かっていけるかの勉強、何だって勉強しないと。勉強って言葉はボクは好きでわざと使うようにしてるけど、そんな言葉はどうだってよいです。知識を増やすこと、様々な経験を積むこと、幅広く物事を実践していくこと、ありとあらゆる人間に触れて自分以外の人を理解しようとすること、自分や身内以外の人間に対してどこまで何ができるか考え実践すること、人間、人生死ぬまで、そして死んでもいろんな意味で勉強だと思います。
このことを決めるときは、この分野とこの分野の人は呼ぼう、とか、またある時はあの分野とあの分野の人を呼ぼう、とか。いつも全員の必要はないと思うので。全員でもいいんですけど。時間的な現実問題もあるでしょうし。そんな感じに、いつの日か、いくらスピーディーに物事決めなければならない場面であったとしても、その時々で、多くの分野の人が、ちょっとずつでも関わっていけるようになるようこれからも頑張っていきたいです。
label:
Blog
2012/02/04
建築はもちろん重要だなとは思うのですが、同時に数ある中の一つにしか過ぎないのだなと実感しています。
格闘し続けてよくわかってきたのですが、ホント建築はいろんな取り決めの上にようやく成り立っている、いろんなものの中の極々一部にしか過ぎないんだなということです。
建築基準法は他の様々な法律に比べたら随分と融通が効く、柔軟な法律なんだな、とすら思えて来ます。ずいぶん他の法律を勉強しなさ過ぎてきたなと、ここんとこ日々反省してます。
内藤さんが言っていた、国土交通六法くらい読んで知っとかないと建築はいつまで経っても相手にされないよ、ということを日々実感。
打ち合わせが続きます。写真はHEAD研究会打ち合わせ場所のアート3331。

label:
HEAD,
Other Event,
PTa-Projects-GHP
2012/02/03
建築のゆくえ
建築家の内藤さんの講演のタイトルと同じです。
建築というもの、建築をする、という職能のこと、これからどうなるんだろう、というのがテーマの講演会です。
内藤さんの話をこの時期聴けたのはとても良かったです。久々の講演会参加でしたが、内藤さんの話の内容は普段建築家が考えてはいるがその考えがまとまらない、正にそれでした。
今のままだったら、建築家という職能は、本当に無くなってしまうでしょう、と内藤さんは警鐘を鳴らします。その一方で内藤さんは一度建築を離れてあらゆる分野の人々と出会い知り合い話す場を得て、それを踏まえて、建築家ほど法律もある程度知っていて、経済のこともある程度はわかり、建築についても構造も、設備のことも理解し、人の話に耳を傾け良く聴き、様々な人々とコミュニケーションを図り、まとめていき仕事を進める、芸術のことも、自然のことも、文学のことも、メカニックなことも理解しようとし、また知っている、こんな人間は建築家を他に置いていないと断言できる、と断言していました。
結局は自己表現、自己主張、いくらいろんなことがわかっても、自分のテリトリーでしかモノを見てこなかった、モノを作ってこなかったから相手にされていないんじゃないだろうか、とも言っていました。法律の事を知っていると言っても、それは、せいぜい建築基準法とその関連法案くらい。せめて国土交通六法くらいは勉強しないと、と。要は国土がどうやってなされているか、社会資本はどういう仕組みなのか知らなければならない、勉強しなければならない、そうしないと、周囲の人達と同じ土俵に立てない、つまり、いつまでたっても建築家は、今回で言う復興の場に呼んでもらえないだろうと。
もちろん、法律を今よりもっと広く深く見さえすれば良いのかと言ったら、決してそれだけじゃないと思います。今まで以上に人々に寄り添い、意見に耳を傾けるのは当然のこと。もっとそれを積極的にやっていかなければいけません。
内藤さんは大きなこと言うと同時に、具体的に物事を判断し述べていたところが良かったと思います。同じく世界的建築家の伊東豊雄さんがもっと大きな目で建築全体を見て欲しいとおっしゃっていましたが、そのことも勿論大切なのですが、内藤さんは更に具体的に法律の話や、私権についての意見を交えたり、具体的にわかりやすく論じます。何か橋本大阪市長に似てるな、と途中思いました。橋本さんも夢を大きく語る一方で、その夢に最も速く辿り着くためには、といつも思っているからなのかとは思うのですが、それぞれの夢について具体的に、じゃあどうやったら具体的に一番速く辿り着けるのか、それも同時に述べています。脱原発の市民投票は良いが、元々市は脱原発論なのに、その上で更に5億もかかる住民投票をする、このことが本当に良いことなのか、と冷静に語りかけています。最終的な夢の所在をよく知った人だなあと思い、この二人共通しているなと思った次第だったのです。
そもそも建築家を主語として話始めるのも実は違っているのかも知れません。建物の側に立って、そして人間の側に立って物事考え発言をする、もっともっとそうしないといけません、と思うのです。昔で言うところの石工や、木工大工、大工棟梁が建築家という概念をまとった人達だったのでは?と思い、もしそれが本当なら、建築家という職能は、耐用年限が来ているのではなくて、終わりが来てしまっていたのではないか?と内藤さんはおっしゃっていました。ボクは、耐用年限とかそういうことではなく、日本における建築家という職能が今、正に生まれるところなのではないかな、と思っています。
日本の地震だけじゃない、もっと広く見れば、今現在、死に直面している人は山ほどいる。そこに建築家の入り込む余地はあるのか?いやないだろう。本当にないのか?建築家とか言ってるからダメなんじゃないの?いや、建築家としてだろうが人間としてだろうが、やるべき事は山のようにある。
内藤さんは、ひょっとしたら、建築家としてやれる事は日本だけじゃなくて、世界中を舞台としてまだまだ一杯あるんだよ、地球上の問題を解決に導くことができるようにならなきゃダメだぞ、ということを言いたかったのかも知れないなあ、とふと思いました。
最後に内藤さんが寅さんに変身。会場は大いに盛り上がり幕を閉じました。
JIAの佐藤さんに久しぶりに、そしてしずりんさんにも会場でお会いできたのも懐かしく良かったです。
label:
Blog,
Local Design,
Other Event
登録:
投稿 (Atom)