2014/05/30

吉祥寺バウスシアター

なにわやを拝見し、店長の池本さんとお話をした後、メープルハウスのメープルシューを購入して頂きながら、歩を吉祥寺バウスシアターに向けました。

惜しまれながら5/31にて閉館を迎えるその佇まいは、ただただ寂しいの一言でした。壁画が描かれその花道に色が添えられています。

何とか活用方法を考えようと、立ち上がっている人達もいます。バウスオンバウスというプロジェクトです。先日のギャラリー枝香庵を訪れたとき、代表の荒井さんに教えて頂きました。ご興味、ご関心また、同意されるかた、一票をお願いします。

バウスオンバウス プロジェクト
http://bausonbaus.s2.weblife.me/




アトリエMOK「椅子でつなぐ吉祥寺」 なにわや

アトリエMOKとしてのプロジェクト「椅子でつなぐ吉祥寺」。暑さも相まって更に熱気を帯びている吉祥寺ハモニカ横丁を訪れました。
常設させていただいた椅子はどうなってるかなあ、と。


イカ焼きのお店「なにわや」さんです!ありがとうございます。
店長の池本さんにお話伺うことができましたが、お客さんから大変好評とのこと。お年を召した方は購入後に座り、また、お食事をするためにお座りになる、とのことでした。私達も当初そのようなイメージは持っていたので、お話伺いホッとしました。

もう一脚置かせて頂く提案をしてみようかな。
お店自体がテレビの取材を受けたとのこと。椅子も映ったかも?!

2014/05/29

「正方形展2014」 会期終了まで後2日。

今年も残すところあと僅かになってきました「正方形展2014」。
銀座京橋「アートスペース羅針盤」さんにて開催中です。
春日部、銀座の後、会場どんなかな、と思って寄ってみました。
会場にいらっしゃった出展者の方に伺いましたが、ひっきりなしに来場者が来ている、と。とても有り難い話です。
もしお近くにお越しの方は是非寄っていって下さい。自分も僭越ながら出展させて頂いていますが、なにより本格的なアーティストさん、それも多くの、その方々の作品、CDケースに収まる小さな作品ですが、それを見るのはとても刺激を受けます。表現の幅が広がること間違いないです。
http://rashin.net/



銀座 屋上ギャラリー「枝香庵」

春日部の後、久々に銀座ギャラリー「枝香庵」に行き、代表の荒井さんにお目に掛かりました。ホント久しぶりでした。
道を歩く銀座も勿論良いですが、8階レベルから見た銀座、空をダイレクトに感じれる銀座も、やはりなかなかですね。
荒井さんと様々なお話をすることができ、自分からも吉祥寺での活動や、自身の設計中の案件のお話をさせていただいたりと、充実した時間を過ごすことができました。足繁く長年に渡り来たい取って置きの場所ですね。


春日部 「イル・カンパネッロ」 建具完成の姿

川口市での宝の山見学の後、春日部の「イル・カンパネッロ」に行き、建具のその後の姿を見たり、オーナーシェフと内装で使う照明器具の確認をしたりしました。
もちろん、ランチのカンパネコースをいただきながら。

以前、以下のブログでもご紹介しましたが、パッチワークのようなデザインにしたのは、カスタマイズできるようにしておく余地を残したためです。時間を掛けて、オーナーシェフの色に染まっていければ嬉しいですね。

http://plustenajournal.blogspot.jp/2014/05/blog-post_28.html




宝の山

古材を見ました。80〜90年ものとのこと。川口市の大工さん、磯貝さんの下小屋にて。
春日部「イルカンパネッロ」改装プロジェクトで、大工さんの中山に連れられて一緒に行ってきました。
立てかけてある数々のお宝木材に加えて、付近の倉庫には蔵から取れた丸太が保管されていました。

こういうのをもっと活用していかなければいけません。これを宝だと思うか、ただのゴミだと思うか、感じ方は人それぞれかも知れませんが、ここらへんがひょっとしたら日本の未来を占う分岐点なのかも知れません。いやきっとそうだと思います。

大工さんのお二人も言っていました。「これらを使わせてくれる人が少なくなった。。。それに私達も何かに使いたいけどこれらを活用している時間も人手も無い。。」と。

古材も心ときめきましたし、活用方法を考えるだけでもワクワクしてきます。自分はまだまだこれら古材を使った経験が少ないので、もっと経験値を増してこの宝を活用し回していく仕組みを作りたいな。





2014/05/28

誕生日を迎えて

今年も誕生日を迎えて無事38歳になりました。
支えて下さっている多くの方々に感謝です。

誕生日を迎えたからといって特段大きな目標を打ち立てたりすることはありません。今までと変わり無く一歩一歩質実剛健に進んでいければと思っています。
その地味ながらも一歩一歩の中で様々な出来事が起きてくると思います。楽しいことそうじゃないこと、想像していないような事も度々起こってくると思いますが、それら含めて全てを自分の糧とすべく吸収していければと思っています。
週刊少年マガジンで連載中の「はじめの一歩」に出てくる主人公の幕内一歩は好きですね。地を這うような低重心で相手目がけて勇猛果敢に挑戦していきます。愚直なまでに一直線なその姿は多くの読者の心を打ち、生きる勇気を与えてくれます。自分もそうでありたいと願っています。

同じ日に成城警察署に免許更新で行ったのですが、窓口の人に「まさに今日なんですね。お誕生日おめでとうございます!」と言われました。なんだか警察の窓口でそんなこと言われるとひたすら恐縮してしまいましたがなんだか嬉しい気持ちも。

子供も1歳半となり、益々活発、目が離せなくなってきています。家族皆で成長していければと思っています。
仕事に育児家事にと毎日あまりにもバタバタしていますが、一歩一歩進んでいきます。

「イル・カンパネッロ」建具工事 取り付け完了

春日部のイタリアンレストラン「イル・カンパネッロ」の建具工事。無事完了しました。大工さんから写真と共にお知らせをいただきました。結局丸一日掛かったようです。大変お疲れ様でした。早く見に行くのがとても楽しみです。

パッチワークのようなデザインにしたのは、一枚一枚のガラスだったり、アクリルだったり、木の板だったりするほぼ正方形の形のところがオーナーシェフやスタッフの方々にも簡単に取り外し、取り替えが可能な仕組みになっており、そこには気の赴くままに自分の好きな色の板を入れたり、その日のメニューを入れたりすることができるようにしたかったからです。

大工さん、オーナーシェフ、そして自分も参加し、皆で作り上げた建具です。

さて次はいよいよ内装工事に本格的に取りかかります。

(以下の写真は全て、大工さんの中山さん撮影)




2014/05/27

「イル・カンパネッロ」建具工事

今日は春日部のイタリアンレストラン「イル・カンパネッロ」にて建具工事で、それに取り付く手すりや色味の確認に行きました。
大工の中山さんが朝早くから頑張ってくれました。 これからいよいよ中の改装工事が本格的に始まります。完成は6月半ば予定。



2014/05/26

アトリエMOK 椅子でつなぐ吉祥寺 戦略会議

久々ハングアウトでメンバー顔合わせての次なる一手に向けての戦略会議。 今までの活動の幅を少し広げていくことになります。 椅子を提供した方が、次の使い手さんとつながっていく仕組みを作りそれを実践することで「吉祥寺」「椅子」「人」がつながっていきます。 先日のゴールデンウィークに開催された「吉祥寺音楽祭スーパーステージ」にて赤い椅子が並びましたが、その後もそれらの椅子の一部が実際にハモニカ横丁内の「なにわや」さんと、「アヒルビアホール」さんの前に常設されています。 これを一つの契機として、更なる展開を精力的に目指していきます。

2014/05/25

正方形展2014

今年もこの季節がやってきました。「正方形展2014」。会期は5/31土まで。

様々なジャンルのアーティストさんがそれぞれ思いを込めたCDケースに収まった作品が会場に整然と並んでいます。

25日は初日でオープニングパーティーがありましたが、作家さん、その知人などたくさんの人が「アートスペース羅針盤」に集まり、盛況な会となりました。

オープニングの中では、去年に引き続き僕が途中で主催者の銅版画家の白木ゆりさんにお声がけ頂き、前に出て少々お話をさせていただきました。壇上に上がった方々は複数いらっしゃったのでその中の1人として、この正方形展が自分に及ぼす影響、とても刺激を受けてるとか、締め切り間際の良い緊張感とか、それらのことに加えて、建築家としてのスタンスみたいなことを吉祥寺で展開しているアトリエMOK椅子でつなぐ吉祥寺プロジェクトの紹介をさせていただきました。白木さんからの進言もあり、お話させていただいたのですが、良いきっかけを与えてくださって感謝感謝です。

会期は1週間。できるだけ会場に足を運んでみたいと思っています。ご興味のある方是非。たかが120mm四方の正方形と侮るなかれ。とても見応えがあります。




2014/05/23

移動を重ねて

朝から、表参道、京橋、春日部、新宿と回りました。移動距離が半端ないです。8時半から18時までの間にこれだけ回るのですからそれぞれの滞在時間はとても短いわけで。。。
表参道は、アドヴァンの建材フェアで毎年開催されている取り扱いの建材のお披露目会です。新製品の取り扱いだったり、従来の製品のラインナップが増えていたり。そして最後に来場者に対してワインの配布があります。これが楽しみで毎年来ている人も多いんじゃないかなあ?

京橋では、アートスペース羅針盤さんに、25日から始まる「正方形展2014」の出展作品の納品です。いよいと今年も始まります。銀座などお近くにお越しの方は是非お立ち寄り下さい。今年も乗り切ったぞという緊張感からの開放もありますね、笑。

春日部ではイタリアンレストラン「イルカンパネッロ」にて打ち合わせも兼ねて、大工の中山さんとオーナーシェフ鈴木さんのお食事を頂きに。いよいよ工事も始まりますので、細部の確認、工事日程の調整などなど。

諸々動き回り様々なものが同時に進んで行くのは時間のやりくりなど難しい面もありますが、嬉しい気持ちもあります。

2014/05/04

その建築の先にあるもの。その建築が包括する大きな意味。ザハ・ハディッド設計 韓国ソウルDDP

東大門にある今年3月にオープンしたばかりのデザインプラザを見に行った。その圧倒的な造形的迫力に度肝を抜かれた。久々に受けた衝撃だ。
ザハ・ハディドは、2020年に東京で開催される新国立競技場の設計者でもある。競技場もこのようなイメージになるのかな、と流線型に対するイメージの予行演習にもなりえそうだ。実際は、このDDPよりももっと建物高さが高くなる予定なので、この地形化したDDPよりも人に迫り来る感覚は強くなると思うが。

この施設に訪れていた特に子どもたちは嬉々として元気に施設の内外を走り回っていた。その姿を眺めていると、ザハの建築に対して批判ばかりが目立っているが、本当に批判ばかりで良いのかと思えてしまう。正直言って、見ていて楽しいのだ、純粋に。もう一つ簡単な言葉を使うと、ワクワクする、とも言える。

以下のサイトでは、ザハはインタビューに答え、「新しく文化施設を作る時、都市の脈略を再考してそれを新たなアイディアを考える際の糧として、それらを再構築して建築の形に当てはめるという「新しさ」「新鮮さ」を考えるしかない」と言っている。これらは建築家に与えられた使命みたいなもので、当然といえば当然のことである。一般の人々が何か物事を考えるきっかけ、考えなおすきっかけを作るには、新鮮さを打ち出す以外建築表現としては他は無い。同時に使い方、人と人とのコミュニケーションの取り方など、考えていかなければならないが、建築の形態を考えるのであれば、今までのその土地、周辺環境の脈略をどのように、形態へ転化させるか、これをどこまで考えられるかが最重要ポイントだ。DDPでは過去の周辺環境をこの形態に溶け込ませながら設計している、と本人は言っている。その意図を一瞬には汲み取ることができないのは難点といえば難点だが、じっくり観察して使う人訪れる人がじっくり考えれば良いし、紹介する人も積極的にそのポイントとなるところをアピールしていってあげれば良いのである。

経済的に過度にお金がかかりすぎてしまうのも確かに問題だ。公共的建築であれば、そのお金は税収入でほとんどのものは賄われるであろう。素材の見直しや、流線型による金額増の提案はし続けなければならないし、建てた後のコミュニティの形成も設計当初から進めていかなければならないであろう。公共施設といえども、いかに民間を介在させてその知恵を借りながら協力して自主的に収益を生み出していくか。

一つとして同じ部材が無いと言っても過言ではないこの建物、作る側、職人さんもきっとめんどくさかったり、頭を悩ませたけだろうけど、同時にすごい楽しかったのでは、ワクワクしたのでは?と思えてならない。設計に携わった人間も死ぬほど頭を使ったのではないかと思う。モデリングソフトを駆使して数えきれないほどのスタディをしたであろう。作る過程から、作り終わり人々が使い続けていく過程まで血沸き肉踊る、構成にまで自分が自分の言葉で語れるようなそんな建物なのではないだろうか。

新しいものを作らずに、今あるストックを刷新して使い回していくリノベーション、コンバージョンの考え方もあるし、それはそれでとても重要でこれからの時代に必須な考え方であり賞賛され、推奨されるべき考え方であるのは間違いない。

でも新たに今まで以上により多くの人々にスポーツを観戦してもらうためには、ある時期にどうしても建て替えなければならない。その時、その必要収容人員を満たしていかに後々のことまで考えて設計していくか、そしてそれを作っていくか。建築家に与えられた使命は想像以上に重いと、このザハのソウルでの設計DDPを見て思った。いかに考えるかそれを日々人知れず黙々と考え続けなければならない。

ザハの施設を批判する人は、携帯に対する批判をするのが目立つと思う。では、周辺環境の文脈を捉えて、それを、直線ばかりで構成し、ところどころ遊びを付ける意味で円弧を描けば、それでここを訪れる人、その周辺に住む人は納得し、満足するのだろうか?どこにでもあるような均一な、均質的空間を作っておけばそれで良いのだろうか?設計する人、作る人、使う人、考えどころの最重要場面である。

2014/05/03

韓国 ソウル

韓国に初めて訪れてみました。坂事務所在籍時の同僚スタッフだったミンハさんの結婚式にお招きいただき初訪問の機会を得ました。 久しぶりに会うミンハさんは明日結婚式を迎えるため準備に追われ忙しそう。それでもかねてより約束していた焼き肉ランチをご馳走いただくなど、空港の迎えも含めてそのホスピタリティに感謝感謝です。 お昼終わって一息入れて、明日結婚式が行われる場所の国会議事堂の周辺を歩いてみました。静謐さが漂う空気、緑鮮やかで空気もサラッととても気持ちいいです。 この辺りはヨイドという場所名で、島なんだとか。




それから地下鉄を乗り継いでクァンファムン(光化門)、キョンボックン、国立民族博物館、それからしばらく徒歩で南下して、多くの人で賑わうミョンドンエリア、それから南大門市場を散策しました。




多くのコーヒーチェーン店や、ファーストフードがある中、それでも没個性的にはならずに、韓国人のその溢れる圧倒的なパワーがそれらを凌いで、個性あふれるまちなみを形成していました。


多くのエネルギーを吸収していこうと思います。