現場では、出来る限り多くの人を巻き込みながら時に共に作業することはとても重要なことと考えています。その空間の使い手である施主、作り手、設計者、それぞれが意見を出し合って作業を進めることができるようにすること、その前提としてその意見を出しやすい環境を出来る限り作ること、これがこれからの建築家や設計者がもっともっと今まで以上に積極的にしなければならないことの一つなのではないかな、と考えています。
もちろんつくり上げる空間の規模にもよりますが、どんな規模でも様々な人を巻き込むそのやり方はあると思うのです。特に大規模な案件の時には面倒臭さや煩わしさが伴う場合もあるかもしれません。でもよく考えたら、建物できて使うの人は当たり前ですが施主であり、店舗であればその従業員の人たちです。
賛成意見、反対意見が出れば出るほど、その人達にもその空間に対して責任感と同時に愛着が出てきます。
そうやって、ひとつひとつの積み重ねによって空間が出来がっていくと思うのです。
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