
長野松本旅中、日経アーキテクチュア最新号を読みました。メインは引き続き地震関連。その中でも今号で目に留まったのは浦安の地盤の液状化の惨状でした。津波で流されて無くなっているのではなく、強い揺れによってグシャグシャになったわけでは無い。建物の中に入ろうと思えば入れる。使おうと思ったらひょっとしたら使えるかも知れない。しかしよく見たら周囲の地面にヒビが入り、建物が浮いている、持ち上げられている、水道や下水の管が破裂したのか水が路面から噴き上がり、マンホールが極端に浮いている、、そしてそんな建物やマンホールなどの設備類には立ち入り禁止テープが巻かれている、、。検見川浜に住んでる友人もそこかしこの道が川になってしまってて、と言っていた。そりゃ選挙が実施されないのも当然です。しかし建物の見た目だけは何ともなさそうな感じなのに、実は使えなくなっているというのは、何ともやるせないものです、、。是非建築の専門ではない方々も、市民に身近なニュースを取り上げる日経アーキテクチュア誌は読んで欲しいです。
新居千秋先生のリアスアークが避難施設となって人々の役に立っているという記事。ああ、建築が困ってる人の役に立ってるなあ、と嬉しくなる出来事。こうやって少しずつでも、ちょっとでも、人の役に立てれば、色んな人達に建築を身近に感じてもらえるのではないかと思います。
小嶋研が主体となって行われた膜構造の記事。あの名前がMOOM となったそうです。ナウシカのオームに掛けたのかな?雨を通さない膜でも持ち上げられる事ができたら、何か災害時や、野外イベントの時でも応用できそう。
最後の覚悟宣言文。建設局の方の執筆。長期戦の覚悟を、と呼びかけている。その並々ならぬ覚悟の決意が伝わって来ました。
そう、長期戦です。30年も50年もそれ以上も、長きに渡っていかに意識を繋ぎ止めておく事ができるか、人間の、日本人の真価が問われます。
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