2013/12/29

忘年会

今年の忘年会は、自分が参加するものは数回でしたが、そのうち2つに昨日参加してきました。
1つは、理科大川向研の同期の集まりに毎年呼んでいただいているもの。同期で独立している長沼さんや、坂下さんがいる研究室。建築系の出版社に勤めている前田さんや、ディベロッパーさんもいました。
毎年、所属していない僕も呼んでくれていて本当にこれは嬉しい忘年会です。
近年はみんなそれぞれ年を重ね、毎日の生活をより奥行き深い言葉でお互い語り合う場となってきて、話自体もつきることはありません。

もう1つは、成蹊76年度生まれの代の人の集まり。途中参加でしたが、40人以上集まり、大盛況でした。毎年これを続けていてる幹事の綱大くんはさすがにすごいなと。
その場にいたF氏と環境の話を少々。F氏は2児の母で有りながら、オーストラリアの大学に留学されています。環境に関することを大学で学んでいること、オーストラリアそのものが環境に対する意識が高いことから、やはりF氏も高く、日本の一般の家庭、住宅建築にどうやったら取り込むことが出来るのか、真剣に考えているとのこと。日本で建築に携わっているものとして当然毎日考えては居ますが、全てのプロジェクトにおいてそれを組み込むことは難しいです。なぜ難しいのか。いろんな背景がありますが、やはり、お金というものに対する個々人の考え方、使い方、お金を得るその方法だったり、受け取り金額だったり、どうしても、そういった自分自身、あるいは家族に対して目を向けがち、それも原因の一つにあります。自分は儲からなくとも、地球規模で考え、自分は存しても、地球に対して良いことをやったぞ、という環境マインドセレブなる考え方がもっと浸透していかないと、とはF氏談。僕もまったくその通りと思います。

忘年会でも、そんなまじめなことを深々と考えさせられるとても良い会でした。

さていよいよ年の瀬です。自分としては、やらなければならないことがモリモリあって気が気では無いのですが、楽しく年末年始を過ごしていきたいと思っています。

2013/12/27

狛江の住宅の現場

現場は引き続き着々と進行中。

電気配線工事、ガス管の配管工事、その他、木工事も引き続き進行中。今回は外断熱+外壁通気工法を取っているため、通気用の胴縁を取り付ける必要があります。外壁がフラットなサイディングボードを縦貼りにする予定なので、胴縁は横胴縁です。横胴縁に半円の穴が開いていて、ここを空気が通っていきます。

現場に行くと、電気や機械設備の職人さんから質問攻めにあったりします。それほどマニアックな設計ではないものの、そうは言っても通り一遍の設計ではないし、マニュアルもあるものでもない。わからない部分があるのはある程度は仕方の無い事だし、こちらも全てにわたって原寸図を描いている訳ではないので、後は、粘り強く説明をお互いしていく必要があります。

こんなやり取りをずーっと繰り返しながら、現場は進んで行きます。

ブログの更新

多忙多用を極め、どうしてもオウンドメディアの更新が遅くなってしまいがちで、しかも、ちょっと間を開けると、何を書けば良いかなと久しぶりの事を理由に妙に意気込んでしまい、かえって筆が進まなくなったり。

これではいかんいかんと、建築にまつわる感じてることを、とりとめもないことかも知れないけれど、書き記しておきたいなあと。

こんな時代だからこそ、建築のすばらしさをほんの少しでも、皆が集まれる場の創出についてほんの少しでも、自分の私事も少々交えながら。

2013/12/14

極楽寺の家 一年点検

竣工から一年が経過しました。一年検査で極楽寺の家に行ってきました。とても良い状態でホッとすると共に、とても丁寧に、きれいに、でも子供たちもやんちゃに使ってくれていることに感謝です。



施工者の大同工業の現場監督の小島さん主導のもと、効率良くテンポ良く住宅を回って行きました。建具の一部のがたつきや、鉄部塗装のハゲなどありましたが、これと言って大きな問題も無く、良かったです。

建具のたてつけが悪くなったり、食洗器の固定のビスが外れてしまったりと、毎日手が触れて使い続けるところはどうしてもなんらかのガタがきてしまいます。そういったところを丁寧にメンテナンスすることにより、更に使い勝手が向上していきます。1年間、ちょうどワンシーズン、気候の変化や、自分たちの年間の行事とふまえて、家も共に成長していきます。

一年点検中、嬉しかった事はやはり、細かい事まで考えながら設計したから使い勝手がとても良いですとおっしゃってくれた事。ずっと使い続けてくれてその感想なので、とても嬉しいです。

帰る道すがら長谷の御霊神社に寄り、一年間の無事に感謝のお参りもしてきました。
地鎮祭をして下さった神社です。



北風で空気は冷たかったのですが、鎌倉は人で溢れていました。使い続けられる街は愛されます。愛される街は使い続けられます。

極楽寺の家も、末永くお施主さんと共に愛され使い続けられればと思います。



2013/11/27

狛江の住宅 諸々検査

狛江の住宅、木々(黙々)着々と進行中。
先日の構造設計の高見澤さんの検査に続いて、今日は諸々の検査が。それもすんなり終わって一安心。一つずつクリアしていけば着実に良い仕上がりが見えてきます。
大工さんたちが心安く休憩時間に話しかけてくれるので、現場がとても和やかです。青木工務店の係員の方も現場に来ていたので、みんなでつかの間の休憩を缶コーヒーを飲みながら。
諸々の話が出たのですが、今日はレベルのお話。

FLと天井高さの押さえ方の話。大工さんが考える高さの追いかけ方、設計者が考えるもの、それと、現場監督さんが考える考え方、もちろん、結論はみな同じなのですが、その思考プロセスは違います。
僕は現場監督さんに近いのかもしれませんが、FLと天井高さは、設計時と現場時では見積もり期間を経て変わるものと思っています。フローリングの厚みもそれぞれの製品違うし、捨て貼り合板の厚みも変わってくる可能性もあります。

大工さんは、最終的な仕上げをイメージしながら途中を作るから、その最後の見えてくる部分、天井高さの寸法を重視することが多いという。とても興味深い話です。

現場の方々とお話するのは、一つ一つが勉強になります。だから、ほんとは毎日でも現場に行きたいのですが。

さて、その仕上がりの詳細図を描いて現場に伝えないと。

2013/11/26

一般社団法人HEAD研究会不動産マネジメントTFへ参加してきました。

3331アーツ千代田に朝から行き、不動産マネジメントTFの定例会議に参加させていただきました。前日に、事務局に連絡し、行けそうでしたら参加させて下さいという不確定な予定をお伝えしていたのにもかかわらず快く参加させていただき感謝です。

今日は節目となるような重要な会議だったとは露知らず、、それなのに、僕も自己紹介や、所属しているフロンティアTF企画の連続シンポジウム「シゴトオルタナティブ」のピーアールまでさせて頂いて、ありがとうございました。

そう、12/13(金)は、連続シンポジウム「仕事オルタナティブ」です。お題は、「未来の工務店の姿」、新たな地平線を切り開く工務店とは。。。!!乞うご期待です。






2013/11/17

ボロ市

今年もこの時期になりました。
世田谷ボロ市。
ボロ市近付くと、あぁ冬なんだなあ、と改めて実感します。
同時に今年も後わずか。少し寂しさも感じると同時に、目標も出てきます。

2013/11/05

狛江の住宅 上棟直前

狛江の住宅の現場は、先週の木材の現場搬入の後、大工さんが黙々と作業を続けてくれ、1階の土台と大引が組み上がっていました。かなりいい感じです。とても誠実そうな大工さんを先日紹介していただき、これからも気持ちよく現場を進めて行けそうです。

そしていよいよ上棟の日が近づいてきました。
まずなによりも安全第一で進めて行っていただければと祈っております。

2013/11/01

狛江の住宅 木材現場搬入

狛江の住宅の現場。今日は朝8時から今回の現場で使用する、イーニッサンや、土台、金物類の部材が続々と現場搬入されました。

青木工務店の藤原さんがいらっしゃって、現場清掃や、大工さんとのやり取りをして下さっています。研修生と共に行ったのですが、藤原さんもも快くお話下さりましてありがとうございます。

現場に着いたら既に大工さんが手際よく土台を基礎に緊結していってくれていました。これからがますます楽しみです。

2013/10/29

椅子でつなぐ吉祥寺 ゼロカイメイベント 撮影会

「椅子でつなぐ吉祥寺」赤く塗った椅子たちの撮影会を吉祥寺のハモニカ横町内でおこないました。


コンペ主催者のVICがコンペの結果などをまとめたタブロイド紙を発行するそうで、その一部の記事のためのものです。


平日、しかも小雨降る中にも関わらず、横町は活気溢れています。そう、ここハモニカは活気溢れています。ですので、私たちの最終目的は、ここではありません。ここでの撮影はあくまで、撮影の場として選ばれたもの。もっともっと認知されて、様々な人と共に、様々な場所に展開していきます。


撮影終わってグランキオスクで食事しました。どのプレート見てもおいしそう。
そして、手塚社長さんとの会話の中で、嬉しい事が。今度の吉祥寺活性化協議会で私たちの案を発表させていただけることになりました。取り巻く環境の中で数多くの意見をお聞きしながら展開できればと思います。






2013/10/24

椅子でつなぐ吉祥寺 塗装

昨日小田原にて瀬戸建設さまより頂きましたかわいい椅子たちを、今日はアトリエモック代表の水城さんが僕の事務所に来て、塗装をおこないました。

はけを用いて少しずつ丁寧に赤く塗っていきます。
この椅子が来週の撮影会で実際に吉祥寺のどこかに配置されることを考えると、そして、この椅子たちがどんな歴史を背負ってきたのだろうと考えると、なんだかとてもワクワクします。

塗装の出来ばいは、、、実際のまちなかワークショップを想定した粗仕上げ!笑。みんなで椅子を赤くする、というのが重要なんです。


2013/10/23

椅子でつなぐ吉祥寺 小田原編

先週のことですが、アトリエモックとして一緒に「椅子でつなぐ吉祥寺」の活動をしている小谷さんとほぼ丸一日ランデブードライブ、笑。小田原に行って小田原城を見学し、帰りには隈さん設計の城山薬局を見学。その途中では。。。

コンペの後から様々な方にお声掛けさせていただいて、
真っ先に名乗り出てくれた普段お世話になっている瀬戸建設瀬戸さん。
解体現場から引き上げられたかわいらしい椅子たち。それを保管下さっていてご提供下さるとのこと。そのご厚意に甘え私達は取りに伺わせていただきました。

吉祥寺の椅子を集めるのはもちろんのこと、遠く離れた場所から
吉祥寺に思いを寄せる人たち、それはコンペで表現した「訪れる人」にも
通じ、まさに「椅子でつなぐ吉祥寺」の輪が広がっていくものと思います。

まもなく明日辺りおこなわれる「ゼロカイメ(0回目)」のちょっとした出来事に
大変ありがたく使わせていただきます。本当にどうもありがとうございました。

椅子の他にも子供のおもちゃにとセトケン(瀬戸犬といって、会社のロゴにもなっているゆるキャラだそうです。)もいただき、さっそくその通り子供のおもちゃになりました。(といっても引っ掴んではぶん投げてるだけだけど、笑。)

吉祥寺の椅子や、赤いペイント材料なども、もし頂戴しても宜しい方がいらっしゃいましたら、引き続きドシドシご寄付募集しておりますのでよろしくお願いします!ゼロカイメは自分たちで選んで買った赤い塗料に塗られた椅子たちが吉祥寺のどこかに!







2013/10/21

椅子でつなぐ吉祥寺 西大泉編

吉祥寺椅子プロジェクトを実現化するためのヒアリングに西大泉にメンバーの水城代表とメンバー小谷さんと行って来ました!

円居の会(まどいのかい)の佐伯さん、練馬まちづくりセンターの三浦さん、石神井の商店街で様々なコミュニティの活動をされている代表の方で加藤さん、田無でスマイル大学を運営されている富沢さん、そしてラララMaMaの相原さんが集まり、総勢8人で楽しく視察させてもらい、色々お話する事ができとても刺激的なイベントでした。

ラララMaMaの相原さんと再会できたのはビックリでした!ま、ビックリといっても正に相原さんの本拠地なので、相原さんの活動も同時に見られるのではと期待していたのですが。円居の会さんも相原さんのプレゼンで知ったので、なんとも良い繋がりができ、しかも皆さんに吉祥寺での活動に興味を持ってもらう事ができ、有意義な日でした。








狛江の住宅 配筋検査

狛江の住宅の現場、予定通り進んでいて、配筋検査です。構造設計をしていただいたハシゴタカの構造家高見澤さんにも同行していただいて、基礎スラブのコンクリート打設する直前の鉄筋の配置が正確におこなわれたかどうかをチェックするための検査をおこないました。

建築には、規模の大小問わず、設計者や監理者によるこういった細かなチェックを繰り返しながら慎重に進めていきます。工務店の方々、様々な設計者、そして時には施主と、連携をよく取りながら少しずつすすめていきます。

2013/10/18

狛江の住宅 配筋工事

狛江の住宅。鋼製型枠も立ち上がり、今日からいよいよ配筋工事が始まりました。
先日からの建物にとってのとても重要な工事、基礎工事が続いております。建物立ち上がったら決して見えない部分で地味ではありますが、とても、最重要な工事です。
いつも手伝ってくれている研修生も今日は現場見学に来ました。僕もどれだけ色んなことを伝えることができたかわからないのですが、自分自身にとってもとても勉強になります。
来週は配筋検査、そしていよいよ基礎工事のクライマックスのコンクリート打設があります。デスクワークとしてはサッシュ図やプレカット図、あと設備諸々決めないと、ということでこちらも気を抜けません。

2013/10/17

椅子でつなぐ吉祥寺 VICタブロイド紙インタビュー

椅子でつなぐ吉祥寺のメンバー3人が、過日おこなわれたコンペ「吉祥寺コミュニティデザイン大賞」のまとめとして発行予定のタブロイド紙を作成するにあたって、二次審査発表者全員にインタビューをする一環で、私達もインタビューを受けました。

ライターの原さんが司会で、「Jママサポート」を発表した明治学院大学の方々と一緒に、会話も弾み、まさに、VICさんの掲げるテーマ「街は女がつくる」にふさわしいインタビューになったと思います。

この内容は、いずれVICさんが発行されるタブロイド紙で皆様のお手元でも見ることができると思います。乞うご期待。


2013/10/15

狛江の住宅 捨てコン打設

狛江の住宅の現場も順調に進んでいて、今日も青木工務店さん、また職人さんが頑張ってくれています。

台風も刻一刻と近づいていて、結構な雨が降ってはいるのですが、まあ捨てコンは構造体ではないので問題ありません。

雨もダダダダダッて感じでポリエチレンシートに叩きつけていますが職人さんたちが丁寧にコンクリートを打ちながら雨水を吐き出していってくれています。
その後の墨が綺麗に打てるよう養生に気を付けたいですね。

2013/10/02

10月です。

気がつけばもう既に10月。速い早い、今年のおしまいももう見えてきてしまうほど。

住宅の設計も今は現場段階へ。なかなかアップできていませんでしたが、9/24に無事に地鎮祭を終えることができ、その後工務店の青木工務店さんが頑張って進めてくれていて、遣り方、柱状改良工事も進み、来週からはいよいよ基礎工事。まとめの図面もやっと終わり、青木さんに送付し、ホッと一息。って一息ついてる場合ではないんですけどね、笑。現場の方に迷惑掛からないように、わかりづらいところを重点的にお伝えしていかないと。

コンペのほうも残りわずかな時間ですが、先日より事務所に来てもらっている研修生の方が模型を作ってくれていて非常にありがたく助かっています。ただ単に建築模型を作るだけではなく、なにかの作業を通じて、建築やインテリアの実際の世界のことを少しでもお伝えできるように、こちらとしても頑張っていきたいですね。自分が20歳前後の時ってどうだったかな、と振り返ることもでき、非常に有意義です。初心忘るべからず。

HEAD研究会の打ち合わせも今日3331アーツ千代田にてありました。台風がダブルで接近しているため、雨脚が結構強かったけど、そんな中しっとりと、運営スタッフの磯くんと、荻野くんとしっとりと打ち合わせ。あさってのイベントシンポジウム密度高い実りのあるものになれたらいいな。

2013/09/24

狛江の住宅 地鎮祭

狛江の現場、いよいよ待ちに待った地鎮祭。青木工務店さんと、座間神社さんと一緒に。

とにかく職人さんたちの安全を祈願して、なにごとも起こらず無事に完成しますように。
設計者としても現場に迷惑を掛ける事無く、良い住宅が完成するよう全力を尽くしたいです。

ところで、確かに、去年設計した鎌倉の住宅の地鎮祭も、北向きで祭壇を作っていたな。今回もです。東向きなのでは?という説もあるようですし、北向きかも知れません。地域によっても違うのかも知れませんし、神社によっても違うのかもしれません。今まで正直成り行きで任せてしまっていて椅子に着席してしまっていたのですが、調べてみたいです。

無事の完成を祈っています。

2013/09/14

ハウジングアンドコミュニティ財団

ハウジングアンドコミュニティ財団が助成をおこなった団体の年間報告会に参加してきました。


各チームどれもレベル高く、なによりも報告の画面通じて、そのリノベーションされた施設だったり、ワークショップのイベントだったりを利用している人々の顔がとても活き活きしている表情がとても印象的でした。

もちろん助成金に頼らない仕組み作りをおこなうことも大切ですが、お金の助けをいただく以上に、活動団体の指標が出来たり、人の繋がりが更に出来たりと、副次的な効果まで考えると、とても良いことだなと思います。

ラララMaMさんや、滋賀県立大の団体、まち遺産ネット仙台さん、が特に印象深く残りました。自分のやっている建築を中心として活動に近いからかも知れません。

また更に懇親会を通じて様々な人と知り合うことが出来ました。今回のご縁をまた大切にし、気持ちを新たに頑張っていきたいと思います。




2013/09/11

アーツ千代田3331でHEAD研究会フロンティアTFの企画運営会議

昨日は夜から3331でHEAD研究会フロンティアTFの企画運営会議。熱の入った有意義な議論を。いしまるさん、松野さん、原田くん、秋山さん、荻野くん、そして、島原さんと。
10/4の第二回シンポもお楽しみに~。

HEAD研究会フロンティアTF主催2013年度連続シンポジウム
「シゴトオルタナティブ」

ホームページ
http://www.head-sos.jp/schedule/000315.html

フェイスブックページ
https://www.facebook.com/events/1381673448729390/

2013/09/08

Tokyo to host 2020 olympic games !! 東京でオリンピックが2020年に開催されることになりました。

Tokyo has been chosen by IOC to host the Olympic games. Thank you so much.

夢を持てること、希望を持てること、目標に向かって進んでいけることはとてもすばらしいことだし、それができるだけで、幸せなことだと思います。

東京でオリンピックが2020年に開催されることが決定しました。本当に嬉しい。おめでとうございます!と心の底から言いたい。これが、今現在の率直な感想です。上述の発言に続けてだけど、本当に嬉しい。ごちゃごちゃ考える前にとにかく今は喜びたい。それがストレートな思いです。

オリンピックそのものがスポーツの祭典で勝ち負けを決める勝負の世界ならば、オリンピックを決める投票も同時に、勝負の世界、つまり負けがあるから勝ちがある、そんな世界だと思っています。1回目の投票で脱落してしまったマドリッド、決選投票で敗れてしまったイスタンブールに心から敬意を示さなければいけないと思います。彼らがいなければ、東京、日本はこれほどまでにレベルアップできなかったのだから。彼らに感謝を示すこと、配慮の念をもって今後接すること、それもおもてなしの精神の一つだと思います。

更にもっと言えば、世界中で、今現在、毎日の生活になんの夢も希望も持てない日々を送っている人が非常に多く居るのも、それも現実です。

そんな中、東京で、日本でオリンピックを開催できることが決まった今、日本には、東京にはやるべきことがたくさんあります。幸せとは一体何なのか、夢や希望を持つとは何なのか、平和とは何なのか、それを今一度しっかり考え直さなければいけないと思うし、自分自身の意見をしっかり持ってそれを世界に伝えていかなければいけないと思います。

日本の首相が世界へ向けて発信した、いや発信してしまった、福島の関する発言、これを現実のものに絶対にしないといけません。事故の問題をどう収束させていていくかだけでなく、一人一人がどのように生活していったら良いのか、エネルギーを無駄には使わない、必要な分を必要なだけ、しかもそれを自然にこなせるように少しでもならなくてはいけないと思います。やるべき事はいっぱいあります。

確かに、これでまた東京一極集中がより一層強まるだろう、という見方もあると思いますし、実際更にそうなってしまうであろうかとは予測できます。
だからこそ、僕はこれもひとつのきっかけ、東京とそれ以外の場所、これをよくよく考える一つの良いきっかけと捉えるしかないんだと思うのです。大きい都市でこれだけ大きな事やって、じゃあ一体その他の地域ってどうなってるんだろう?と。より東京以外の地域に対する思い、気持ちがクリアーになっていく、より見えてくるかと思います。そこでどのように、自分がその東京以外の地域と関わっていくのか、よく考えます。
東京に決まる前から、ずっと、東京で開催されることを一つの目標に考えていたちびっ子たちもかなり多いはず。東京とは捉えずに、日本で、と捉え応援していたかも知れません。確かに東京一極集中は良くないかとは思うけど、大人があーだこーだ言って、その子たちから夢や希望をとっていくのもそれはそれでナンセンスだと思います。
さかてにとって、東京とそれ以外の場所について、とか教えていかないと、と思います。

いろいろ含めて、前進していかなければいけません。皆で力を出し合って。

東京、おめでとう!!一歩一歩確実に。

2013/08/31

狛江の住宅の作業一段落、吉祥寺に。

狛江の住宅の作業一段落、吉祥寺に。
現在進めている狛江の住宅の確認申請に出す作業が一段落、無事なんとか提出にこぎ着けたということで、今日土曜日は、人ごみ覚悟で吉祥寺に。
目的は、この間のコンペの案の赤い椅子をどこに実際に配置するのが良いのかの視察と、、、それと、買い物!

狛江の住宅では、構造、設備、環境の専門家の人と共に、何度も打ち合わせを重ねながら、また自分でも、空間の重なりや、高さのちょうどいい塩梅、温熱環境の「道」を探りながら、想像しながら、丁寧に組み立てていったつもり。光室、風室という居室名をつけたいくらいです。
工事着工までには、まだあと少しかかりそうですが、今から楽しみです。

まずは確認申請の書類を無事なんとか提出できたことで一安心。これから、質疑応答を繰り返し、2週間くらいでおりてくれれば良いなーと思っているところです。

吉祥寺に家族で久しぶりに行ってきました。ものすごい人、人、人でした。とても暑かったし。とにかく賑わっていました。あのコンペの案の具現化に向けてどこの店先に置くのが良いのかなあとちょっと見定めつつ。。あとは買い物!VICで売っている自転車欲しいなあ、笑。
これからもちょくちょく行きます。吉祥寺の方よろしくお願いします。

アムリタ食堂店内!落ち着ける空間でした。

キッズ用のかわいいメニューも!

ハモニカ横丁の朝市のご案内。

ハモニカ横丁のマップ。ここの中でまずは赤い椅子を展開するかなあ。

2013/08/23

8/22にとても驚いたことが3つも同じ日にありました。

イチロー日米通算4000本安打。藤圭子さんが亡くなられたこと。それと、これは自分自身のことですが、イケアに初めて行きました。イケア港北店。これが驚愕なことでした。

まず、順番が前後しますが、イケア港北店のこと。
初めてと書きましたが、正確にいうと、オランダでイケアに過去一度行ったことがあります。今から13年前のちょうど2000年のことです。まだその頃はイケアは今ほど人々に浸透していなかったのではないでしょうか。店内も人影まばらでした。ただ、だだっ広かった。。歩いていてとても疲れました。それだけは覚えています。

イケア港北店を巡って、思った率直な感想。それは、建築家無しの建築、インテリア、リノベーションは十分成り立つな、というある種当たり前な感想です。そんなある種当たり前なことを、あの圧倒的空間で、強烈に思わされてしまった。。あそこまで、事細かく選択できたり、まず選ぶものが多ければ、建築家の役割を考え直さざるを得ません。。(つづく)

お知らせ

いよいよ今日になりました。18:00より、神田、3331ArtsChiyoda にて、HEAD研究会フロンティアTF主催の連続シンポジウム「シゴトオルタナティブ 別の働き方、新しい生き方」初回が開催されます。

ゲストに、林 厚見さん(株式会社スピーク共同代表 東京R不動産ディレクター)、馬場 未織さん(NPO法人南房総リパブリック)、ナカムラ ケンタさん(日本仕事百貨代表)、いしまる あきこさん(きっかけ屋・一級建築士)をお招きして、島原万丈さん(HOME'S総研所長、リノベーション住宅推進協議会)がナビゲーターとしてお送りします。
めったに聞くことができないこの豪華な組み合わせ。ぜひ会場にお越しいただき、聞いていただきたいです。
なお、協賛は以下の各社の提供でお送りいたします。
株式会社NENGO
http://www.nengo.jp/
株式会社エコハウス
http://www.eco-house.co.jp/
株式会社エインシェント・テクノロジー
http://www.ancienttechnology.co.jp/index.html
株式会社北九州家守舎
http://www.yamorisha.com/
僕もフロンティアTFのメンバー副委員長として、企画に関わらせていただいております。当日もちろん会場にも参ります。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。
HEAD研究会公式サイト
http://www.head-sos.jp/schedule/000314.html

2013/08/19

お知らせ

今週金曜日、8/23 18:00より、神田、3331ArtsChiyoda にて、HEAD研究会フロンティアTF主催の連続シンポジウム「シゴトオルタナティブ 別の働き方、新しい生き方」初回が開催されます。

ゲストに、林 厚見さん(株式会社スピーク共同代表 東京R不動産ディレクター)、馬場 未織さん(NPO法人南房総リパブリック)、ナカムラ ケンタさん(日本仕事百貨代表)、いしまる あきこさん(きっかけ屋・一級建築士)をお招きして、島原万丈さん(HOME'S総研所長、リノベーション住宅推進協議会)がナビゲーターとしてお送りします。
めったに聞くことができないこの豪華な組み合わせ。ぜひ会場にお越しいただき、聞いていただきたいです。
なお、協賛は株式会社NENGO、株式会社エコハウス、株式会社エインシェント・テクノロジー、株式会社北九州家守舎の提供でお送りいたします。

僕も企画に関わらせていただいております。当日もちろん会場にも参ります。

詳しくは以下のサイトをご覧ください。
HEAD研究会公式サイト
http://www.head-sos.jp/schedule/000314.html

2013/08/16

鳥取に。

先週末3日間は、鳥取に祖母の葬儀で行っていました。
享年90の祖母は、大正から昭和、そして平成の激動の中、様々な荒波の中、生き抜き、やれなかったこと、やり残したこといっぱいあったと思うけど、それでもまあまあ満足そうな顔をしていました。
祖父の葬儀の時と同様石破さんに今回は電報という形でお言葉をいただいたり、お世話になった方々から暖かいお言葉頂戴して、改めていろんな人に支えられてきたのだな、と実感。
人の繋がりは最も大切にしていかなければならないこと。
その、人の繋がりを基軸にして、建物を設計していこうと改めて思いました。同時に、もう少し目標として据えているソーシャルデザインの領域に巾を広げていきたいと心を新たに。

2013/08/08

計画中の住宅の進捗

都内で進めている住宅の見積もり調整を引き続きおこなっています。
VE案を工務店に提出し、現在はその見積もりを工務店がおこなっているところです。週末にも大勢が判明し、その結果と内容により、工務店が絞られると思われます。
VEとは、バリューエンジニアリング、なにやら難しい言葉ですが、設計当初の機能や性能を維持させつつ、それを安価に実現させるための案のことです。ますます難しいか。。要は減額案のことです。
来週はお盆週間となりますが、その調整で大忙しとなりそうです。とても幸せなことです。

藤沢にて、ゴリさんにご挨拶

お世話になった菅野さんにご挨拶を。
奥様が暖かく迎えて下さいまして感謝。
水泳師範元監督、通称ゴリさん。どれほど、僕らに力を与えて下さったか計り知れず、それは筆舌し尽くせません。
どうぞ安らかにお休み下さい。僕もまた頑張りたい思います。それだけです。

2013/08/06

たまたま偶然なのか、はたまた何か共通の思いが2つの事象を引き付け合ったのか。

それはたまたま偶然だと思います。8月6日、早朝、鳥取の母方の祖母が亡くなり、同日夜には成蹊小学校夏の学校水泳師範団元師範監督の菅野さんがお亡くなりになられました。正直ベタな言い方ですが、何か運命みたいなモノを感じずにはいられないですし、自分の中では、自分とある特定の場所を繋げる、そんなモノを2人は持ち続け、自分に照らし続けてくれた人物です。精神的支柱で有り続けてくれたといっても過言ではない、僕がそんな偉いこと言える立場では勿論ないですが、でもそれは間違いの無い事実と思います。でも、やはりそれは、たまたま偶然のことだと思います。そう、やはり、それは偶然だと思います。
心よりお悔やみ申し上げる次第です。ご冥福をお祈り致します。

2013/07/31

久留米。櫛原。半田オーナーブラザーズ。

久留米。櫛原。半田オーナーブラザーズ。自ら足場に登って安全帯を付けて、DIYで自身の管理する賃貸住宅ビルの外壁まで塗っちゃって、内装もセルフビルドしちゃって、入居者も募っちゃうオーナーさん。おまけに家庭菜園の畑も作っちゃって、ドックランまで整備しちゃってる。ワンちゃんと走り回ってる子供たちの笑顔、とても印象的。
そんな模様が、全国賃貸住宅新聞最新号に、市萬、ネクスト、リビタ等々と肩を並べて掲載されていました。

そんな半田ブラザーズ、新宿事務所に来室してくれました。感謝多謝。

半田ブラザーズ、不動産、建築の勉強にも相当熱心で、九州のオーナー部会に参加したり、半田お兄さんは来月おこなわれる、リノベーションスクール@北九州にもプレーヤーとして参加されるとのこと。

明日はメゾン青樹のロイヤルアネックスに見学にも行かれるとのこと。

こんな情熱と算盤を持ったオーナーさんが世の中に一人でも多くなると、明るい未来は更に明るくなるんだろうなあ。

何もそんな大それた事で無くても、きっとそれは誰にでも何にでも言えることで、別に土地持って無くても、建物所有して無くても、別にそんなことは問題の本質では無く、自分が持っているものを、いかに自分以外の人やモノや場に使ってもらえるか、自分以外のそれらのために何ができるのか、それを優先して考えること、それがまず大事なことなんだと思う。

長崎松浦に今度行くときに福岡からちょっと南に行って久留米に行ってみよう。また一つ楽しみが増えた。鳥栖にも武雄にも、唐津にも伊万里にも、もう一度行ってみたい。
ワクワクする。とてもステキなことだ。

その後、二丁目(新宿二丁目)の「島たぁーち」へ。お母さんのナイスキャラには参りました、笑。



2013/07/30

住宅見積もり上がり

都内で計画を進めている住宅の見積もりが上がってきました。

予想通りというか、ある程度予想していたというか、まあ予想していたように、予算オーバー。。。
これから、急ピッチで計画の本質をもう一度考え直し、より適切な形で住宅を捉え直す作業を進めなければなりません。

削っていく作業にはなりますが、実はここが一番大事とも言えます。建物の設計では。と自分は考えています。というのも、上述した通り、本質を考え捉え直した時に、自分たちは一番何を言いたいかが見えてくるからです。

必要以上の無駄を省き、空間をより楽しげなものに変えていこうと思います。

2013/07/29

中川氏

僕が初めて社会に出て勤めた建築設計事務所、谷内田章夫ワークショップつながりの友人、中川雄三氏の谷内田事務所退社そして独立祝い。
おそらく7,8年勤務してきて勿論楽しかったでしょうし、逆に大変な経験もしてきたでしょうし、とにかくいろんなこと学んだのではないかと、その話しぶりから伝わってくる感じで、とても今後が楽しみで頼もしい。
是非とも、今後は独立した立場でがんがん今までの経験を活かして頑張って欲しい、なんて、僕が偉そうなこと言える立場じゃないですが。
おめでとうございます。

2013/07/23

太陽エネルギーの助成金の申請

東京都内で設計中の住宅に関して、太陽エネルギーを利用する際に行政から出る助成金の申請をおこないました。

行政にもよるかと思いますが、おおよそどの行政もこうした助成金の準備があるのではないでしょうか。確かに申請するのは書類を整えたりする準備が大変はありますが、利用できるものはすべて利用することをオススメします。お施主さんこれを準備するのはとてもめんどくさいと思うので、設計者さんに任せちゃっても全然良い訳ですしね。

設計した電力発生量を計算すること、そのメーカーのカタログを添付することなど、が書類の準備なので、やってみるとそれほど大変なことはありません。ただ、、行政がホームページや、庁内で発表しているのですが、これが一般市民の目に非常に届きにくい、、。これ問題だと思うなあ、とつくづく思いました、今回。常にホームページ追いかけている人なんて稀なんだし、もう少し設計者さんと連携しあって普及に取り組むとか、それこそ、やってはいるのですが、もっともっとハウスメーカーさんが宣伝するとか、もっと知ってもらわないとなあと思います。

もう一つの都内での住宅の時も積極的に利用できたらなあと思っています。

2013/07/15

『吉祥寺コミュニティデザイン大賞』

7/13に『吉祥寺コミュニティデザイン大賞』というデザインコンペの二次最終審査があり、アトリエモックとして提出していて二次に残っていたので、公開プレゼンテーションに参加して来ました。そしてプレゼン後の数名の審査員の公開審査を経て、大賞グランプリを受賞することができました。

We, Atelier MOK (Chigusa Mizushiro (reprezentative), Kenichi Otani, and Kensuke Kato) won the first prize in the competition, "Kichijoji Comunity Design Award". We think it was deeply honored to receive the award. We look forward to the continuing growth of Kichijoji with comunity design. We would like to thank you for all your support.

吉祥寺を「住める街」、「もっと住みやすい街」「住んで楽しい街」にする。という募集テーマでどんな提案でもオーケー、更に、二次審査はどんなパフォーマンスでもオーケーという面白く、興味深い、そして奥深いコンペでした。



一見簡単そうに見えるコンペなのですが、考え始めると実はなかなか難しくそう簡単にまとまるものではなく、それは、二次審査でプレゼンされた案の多種多様性を見てもわかり、公開審査で審査員の意見が割れたり、そもそも方向性が定まらず様々な意見が飛び交った様子を見ても、難しさがわかる気がします。



女性の水城千草さんと、男性の小谷研一さんと、男性の僕の3人で2月から Atelier MOK, アトリエモックというチームを結成し、水城さんが代表となり、取り組み始めてもう半年が経ちました。最初の2ヶ月間は広範囲に渡り、吉祥寺の街を歩きまわるフィールドワークに取り組み、お互いの意見を出し合い、それについて吟味し議論し合う、そんなオーソドックスなやり方でまずは始めました。

そのフィールドワーク期間中も、どうすれば良いのか暗中模索の状態が長く続いたのですが、チームとしての方向性があらかた定まった後も、プレゼン方法も自由だったこともあり、何をどう見せるかに頭を相当悩まされました。

チーム編成でなぜわざわざ男性、女性と書いたかというと、これも今回のコンペの特徴の一つだったのですが、代表者は女性でなくてはならなかったこと、また二次審査の公開審査で発表できるのは、代表の女性でなければならなかったからで、それを再認識するためにわざわざ女性、男性と書いたのです。

でも男性であっても、女性であっても、吉祥寺に対する思い入れの強い3人が集まったので、少しでも吉祥寺が盛り上がる案を作りたい、発表したいという強い気持ちで望んだので、今回の受賞はそれが形となり、良かったです。



代表の水城さんは生まれも育ちも吉祥寺、小谷さんは高校の頃から吉祥寺に通い、僕は小学生になった頃からゆるく吉祥寺エリアに繋がり、数年前には坂茂建築設計に在籍時、成蹊大学情報図書館や成蹊小学校の設計で吉祥寺に通ったことなど、みんな30年前後吉祥寺に繋がりを持っているので、そんな3人が集まったので、今回このコンペに提出する作業そのものもとても楽しかったです。

もちろん他の発表者や、提案者も吉祥寺に対しての思い入れは半端無く、公開プレゼンの会場は「吉祥寺愛」に溢れかえっていました。受賞したかどうかの差は、それが吉祥寺ならではの独自性や、その案の拡張性や、実現の可能性などなどが要因の一つではなかったかと思っています。





私達の案は、まとめて言うと、吉祥寺で使われてきた椅子を赤く塗り、まちなかに配置することで、その椅子がコミュニケーションツールであったり、人やモノ(椅子)に時間軸の奥行きを持たせ、吉祥寺に住んでいる人、働いている人、訪れる人、または住んでいたことがあり思い入れの強い人などなどの意識をつなぐきっかけとなる、そんな赤い椅子、の提案でした。

吉祥寺を利用した時に面白さ楽しさを感じることはもちろんのこと、いない時にでも、いかにして吉祥寺と繋がっていられるか、いかにして人々を吉祥寺と繋げていくか、それを強く意識しました。

ここ30年くらい吉祥寺という街に繋がっていて、人の流れの早さ、とどまれる場所の少なさ、大きな資本の流入から消費されるだけの街への移り変わり、そしてそれは人々の吉祥寺という街への意識の変化や、消費されるだけの街やファッションとしてのだけの街という固定観念を持たれつつあることへの危惧から、そうした上述のような案の提案に繋がりました。

今回の私達の赤い椅子の案や、多数の提案された様々な案が色々な形で応用され、吉祥寺の街が少しでも面白く、人がとどまり、大きな資本だけに流され消費されることのないような、住んで楽しい街になっていくことを切に願います。そんな一助になり、これからも吉祥寺に関わり続けることができれば嬉しく思います。



様々な角度で議論くださいました審査員の皆様、会場で様々なご意見をくださった皆様、大変勉強になり、これからの励みになりました。どうもありがとうございました。

試作として実際に赤く塗った椅子、あれは今頃どこに配置されたのか、それも興味深いです。

2013/07/05

東京都内にて設計中の住宅

大詰めを迎えていて、更にその他の業務、多忙を極めており、一日の過ぎ去りが余りにも早すぎてやたらと焦りますね。とはいっても、見積り図渡しまであとちょっと、頑張りたいと思っています。

最近、特に、この一年、様々な立場の人と接することが多く、とても良い刺激を受け続けています。同時に、建築家が建築の設計に携わることについて、とても良く考えさせられています。自分としては、建築に対する概念が再構築されていくような感覚を覚えていてとても良いことだと思っています。

さて、実施設計大詰め。施主の使い勝手が向上するよう、また、未来の住まい方を想像しながら、でも、決してそれは行動を規定することではなく、また、逆になんでも入る大きな箱を作るだけではない、微妙なラインを想像をしながら設計を進める、最も建築家の想像を駆り立てさせられる本領が発揮されるところだと思います。頑張りどころです。

2013/06/29

Kim Jin-Mi さん

韓国のアーティスト、Kim Jin-Mi さんの「一工三樂展」を見に、根津の「りんごや」さんに。

金さん、エアさんと先日アートスペース羅針盤で開催された「正方形展」の話や美術、工芸、はたまた韓国と日本の建築の話までいろいろと。

今回の金さんの個展も、正方形展で金さんにご案内いただいて僕が興味あったので、来てみました、とそんな流れで。

そんなつながりができた正方形展。
一年前にこのりんごやでおこなわれた正方形展が昨日のように思い出されて懐かしい。

今年の夏に韓国に来てください、韓国の建築ご案内しますよ、と猛烈プッシュを受けました、笑。韓国の建築もこの目で見てみたいな〜。

写真はりんごやさんがある通りの風景。

exhibition of Kim Jin-Mi at Ringo-ya in Nezu.

2013/06/28

今年も半年が経とうとしています。

表題の通り、今年も半分。折り返し地点。速いと言えば速い。毎年そう言ってる気もします。
住宅の実施設計の大詰め、いくつかの基本設計、コンペがあり、一次審査を通過して二次審査に向けての準備、諸々相まって多忙を極めてしまっています。こんなことなかなか珍しいことではあるのですが。。

子供も8ヶ月近くなり、日に日に大きくなっていてその成長ぶりをこの目で毎日見ることができるのは、とても幸せなことだと日々実感し、毎日子供に向き合うようになるべくしています。

そんな中、母方の祖父の3回忌の法事のため、しばらく鳥取に行っていました。
今回も、様々な人にお会いし、いろいろとお話をしてきました。その模様もアップしようと思っています。近々、なんて言ってると、のびのびになってしまうから、たとえ細切れで断片的でも、書いてみたいと思っています。

それと、以前ここにも書いたように、設計バイトも引続き広く求めています。模型を作ったり、図面描いたり、などなど。特に図面は、事務所に来なくても、メールやサーバー内のファイルのやりとりでオーケーなので、様々なその人の状況に応じてやってもらえるかも知れないという自分の中と、自分の周りでは、比較的新しい取り組みとしてやっていきたいなと思っています。

さて、ひたすら図面をまとめる作業の続きを。。

2013/06/11

いわきでこんな活動があるそうです。

いわきでこんな活動があるそうです。

フェイスブックの国政典恵さんの投稿記事より、以下引用です。

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少しのギモンを持ったところから、人との出会いがあり
こんな活動になりました。
すごく反対とか、そんなんじゃなく、問題を共有して
話をする時間を持ちたいなと。
もしよかったら、いろんな方に伝えてください。
どんなライブになるのか・・・(^^)

● IWAKI radiological problem ●
何も知らずに住み続けることの不安
知ったことによる、第一歩
心のうちの思いも、ギモンも、
少しだけ、おもてに出せれば
表現できれば。

鮫川村放射性廃棄物焼却施設が7月初旬完成予定です
~無関心のまま黙って見過ごせないこの問題を一緒に話して考えてみませんか~

2013年 6月25日(火曜日)
会場:club SONIC iwaki
会場詳細:〒970-8026 福島県いわき市平字大工町9-2
Phone/fax 0246-35-1199
Mail sonic-iwaki@sonic-project.com
OPEN 19:00 START 19:30
料金:入場時ドリンク代¥500‐

トークセッションをしていただく方々
●佐藤和良さん ●織田千代さん ●千葉由美さん

参加ミュージシャン
ミーワムーラ
芦田ちえみ
三ケ田圭三
※出演者変更有

署名同時アクション
環境省と鮫川村長に対し、未来を生きる私達から、あきらめない
気持ちを署名で伝えます。ご協力ください。
署名締切:6月25日(火)
署名集約場所:〒974-0153 いわき市田人町南大平字川平35-4 MOMO café TEL/FAX 0246-67-7785

鮫川村にほど近い田人町住人2人が考え、話し、行動し小さな一歩から始まった企画です。          企画:think-talk-action

2013/06/08

「正方形展20130609」

明日から始まる「正方形展20130609」の出展作品を銀座京橋にあるギャラリー羅針盤さんに、昨日なんとか納品。。今年も主催者の銅版画家の白木ゆりさんからお誘いを受けて出展させていただくこととなり、片隅に置いて頂くことに。まあ、まあ僕のはともかくとして、他の100人前後のアーティストの方々の作品は去年と同様とても見応えのあるものだと思うのでそれはすごい見る価値あり見応えあると思います。

http://rashin.net/

僕は、自分の中の建築の原風景として強烈な印象を残したコンターラインを12本描いてみました。いやホントただそれだけです。そのコンタを1mm厚の中に、ぎゅっと濃縮してみた、というものです。学生の頃、安藤忠雄さんの事務所で住み込みでアルバイトさせて頂いた時、あの瞬間瞬間が今の僕の建築の原風景の一つと言っても過言ではないと自分では思っています。もう一度、自分の気持ちに素直に向き合いたい、そんな想いを込めてみました。ちょっと作品からは見て取れないですよね、、苦笑。