そこに確かに居た。決して日本の中で知る人ぞ知るとか、世界の中でも有名人とかそういうのでは無い。お店を経営してたこともあり多少知り合いが多い程度である。でも確かにその人はそこに居て着実に確実に、家族に、周囲の人々に愛されながら生活を営んでいたのである。自分の人生においてとても到達できなそうなくらいの大き過ぎる寛大な心を持ち、何を言ってもやっても「よか、よか」と言ってよく笑っていた。残された身近な人たちにものすごい優しさや幸福を残してくれた。これはやはりとても凄いことだし、ちょっとやそっとじゃ成し得ない事だと思うんです。まず何を持っても先に周りの人々が幸せを感じることができるよう生きる。その結果というかその原因というか自分も全力で生きていた。骨を拾ったその箸の先からも、その思いの重みみたいのが伝わってきた。そうなんです、やっぱり同じ生きるんだったら身近な人たちや自分以外の何かのために生きたいと思うんです。長崎での葬儀を終えて。
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