2014/08/23

麻布十番の集合住宅内覧会

僕の活動拠点の新宿のシェアオフィスのシェア仲間の髙見澤氏からご案内いただき、彼が構造設計をおこなった建築の内覧会に行ってきました。
場所は麻布十番。その日は麻布十番のお祭りもあったためか、非常に人が多かったですし、インターナショナルスクールなどある関係からかとても外国籍の率が高いですね。

設計、施工はアイガー産業さん。外観はとてもシンプルでそれほど派手さはないものの、内部空間しかも上層階の居宅部分は、とてもシックにまとめていて、ゴージャスにも感じられるし、その反面落ち着いた空間にも感じられる、とても精度高くまとめられた空間になっていました。

おそらく、床材と壁材を1種類のフローリングにまとめたのが見た目の効果が大きかったのかなと。
そして、高度に空間を利用していて収納や、生活動線への気配りもできていると思いました。

その他のフロアの割と面積的には小さい部屋も、シンプルな素材をシンプルに納めていて、でもロフトを作ったり、空間の有効利用はちゃんとなされていました。
小さいながらも住みやすそう、というのが印象です。

1つ特筆すべき点があるとすれば、各階2戸で、内廊下形式です。ホテルみたいなものを想像すれば良いのかと思います。その廊下がふかふかのカーペットなのです。
なので、だと思いますが、住戸内の玄関も、その続きのタイル仕上げの空間の床も続いてフラットなのです。おそらく、廊下を歩いている内に、靴の裏の汚れや水気が取れてしまうので問題内のでしょう。

玄関と、居室の床の仕上げがフラットなことに、ずっと前ですが、抵抗があった時期もありました。でも、これはこれで便利です。自分で汚れ防止に、意識的に靴を脱ぎ履きする場所を決めますし。特に問題ありません。逆に、とても空間を広く感じることができるし、開放的です。

集合住宅という要素を持った建築に建築的哲学を持たせることは中々難しいかと思います。不特定多数の人が住みますし。建築家の持つ哲学を不特定多数の人に当てはめるのはなかか大変です。
あえて言うとすれば、そこにどんな人が住み、そして、住み替わったとき、どんな生活がなされるか、ストーリーが内部空間を見たときに、目の前に広がる空間が集合住宅では必須の考え方の基礎なのではないかと思います。余計難しい感じですが。。

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