2014/08/12

松蔭

博多を経由して、東萩に行き、松下村塾や松蔭神社などを見ました。8畳間、10畳間から、あれだけ多くの志士たちが生まれ実際に世の中を変えていった。。。実際にその志士たちを産んだ場を目の当たりにし、その事実に思いを馳せてみると、自然と涙がこぼれてきました。

現代に、本当の学問を教えてくれる人はどれくらい居るのでしょうか?本当に学ぶことを真剣に考え、日本を、そして世界を、地球を変えていこうと考えている人はいったいどれくらい居るのでしょうか?

やはり場所はどこでも、そこに集まった人たちの心をいかに動かしていくか、集まった人たちはそこで何を学ぶのか、それに尽きるんだなと思わざるを得ません。学ぶ場所はどこででも、等しく学ぶ権利があるのであれば、あとはその仲間たちとお互い高めていくだけです。

吉田松陰は、また彼に習ったその志士たちは、現代日本をもし今、見たとしたら、彼らはなんて思うのでしょうか。。。

先ほどそこに空間が出る余地なし、と書きましたが、その一方でだからこそ空間が重要と言えなくも無いかもしれません。
どんな使い方にも耐えうるシンプルな空間、可変性の可能性を十二分に含んだ空間である必要があります。その空間を考えること、そしてそれを設計を通して提供していけるのは、建築家だけではないでしょうか。建築家の役目はまさにそこで、それをしていかなかればなりません。その場所に適した空間をどんどん提唱していかなければいけません。
後はそこに集う人間次第です。

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