2010/11/10

台湾の台所

夜市の露店は家庭の台所。自宅にはキッチンが無いか、最小限のものしかないのかも知れない。朝昼夜人々は自然に屋台や露店に食を求めて集まってくる。コミュニケーションも自然に生まれる。当然家計の負担にならない様、おかず一品はかなり安い。台湾に来てすぐにこんな地元の人が集まる場所で続けて食事が出来てかなり幸せです。日本に於いても商店街にもっと食べ物屋さん、庶民の台所を増やしたらどうか。

今から商店街をもっと活性化させ、食べ物屋さんを充実させ、台湾の毎日の夜市のように深夜まで営業してもらって、人々は皆、外で、自分のお気に入りの食卓を思い思いに囲む、毎日同じでも良い、毎日違う食卓でも良い。住宅の新築やリフォームなどで、キッチンに百万も、何百万も掛けて、結局十年も二十年もあまり本格的には使わないものを作るくらいだったら、住戸内のキッチンは必要最小限にして、当初の予算から見て余ったお金は全住戸がそれぞれ出し合い、公共のもの、公園とか、大きい食堂とか作った方が、空間を有効に有意義に使えるものができるのではないかと思えるのです。皆でちょっとずつ小さな力を出し合い、大きなものを作っていくことをもう少し考えていきたいものです。

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