2010/11/12

高雄の国際体育場 伊東豊雄さん設計

台北、高雄と過ごし、また台北に戻ります。帰り途中に伊東豊雄さん設計のスタジアムを見学。龍を模して設計したというその様相。建物の真下に来てみるとなかなかの迫力。非日常感を味わうには良いかも知れない。全てが三次元曲面を描いていて設計も施工も究極に大変。設計なんてほとんどできないだろうな。ほとんどが現場でトライアンドエラーの繰り返しなんだろうな。伊東さん、以前工学院大学で行われた講演会で、あるいは書籍で、建築はもっと自由に、と言っていたけど、意外にこの自由に、というのがよくわからない、ふしぎな魔力を持つ言葉で気を付けなければいけないと普段ボクは思ってます。建築が自由になればなるほど、逆に使う人にとって、使い方を限定させ規制を与えることにつながっていくのではないかと思うからです。建物の用途に応じて設計をして、その時々の自由を追求してゆきたいです。いつかこの体育場のように、人々の心を開放させるような伸び伸びとした建築を設計したいものです。

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