2010/11/07

安藤忠雄さん講演会

行ってきました、世田谷区民会館、安藤忠雄さん講演会。日本の社会はいろんな意味で本当に老朽化している、から始まり、哲学が無く、方向性が全くない、という持論、果ては、80年以降に生まれた人間は、もうあかん、まで。今日もかなりテンポよく進んだ。
作家の話の時、言葉は連想できる、では建物はどうなんだろう?という話題になった。作家は言葉を通して、人々の心に訴えかけることができる、しかも、それは比較的容易に人々の心を捕らえることができる、感動をもたらすことができる。だから、建物も人々の心に残るようなものを考えなければならない、と。人々がずっと、その建物を使っていけるようなものを、
ずっと、その建物や、場所に集まることができるようなものを造らなければならない。だからそのためにはずっとがんばり続けなければならない、と。

確かにそう。継続してその建物の設計なり、建設なり、その後の運営なりに関わり、関わった本人が使い続け、訪れ続け無ければいけないのだと思う。安藤さんは、関わった建物、また、関わらなくても、自分が育った地域を大切に思い、講演会など、ボランティアとして駆けつけ、その場、建物を使い続け、関わり続けている。

最後に海の森プロジェクトの壮大な夢を語り、講演会は幕を閉じた。募金してみようかなと思う。夢は大きくどこまでも地味に地道にこつこつと。

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